村上春樹の小説『1Q84』で一躍有名になった
ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」。この曲を本場
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団が録音したアルバム
『ヤナーチェク:シンフォニエッタ、タラス・ブーリバ/スーク:プラーガ(プラハ)』(OVCL-00390 税込3,000円)が12月11日にリリースされます。
「シンフォニエッタ」のほかにも、ゴーゴリの小説に基づく「タラス・ブーリバ」、故郷への郷愁を謳った
スークの「プラーガ(プラハ)」と、チェコ人にとっては外せない国民的楽曲が収録されています。
指揮は
ウラディミール・ヴァーレク(Vladimir Valek)。1997年の録音で、トランペットのケイマル、フルートのJ.ヴァーレク、オーボエのキメル、ファゴットのヘルマン、ティンパニのマザーチェク、そしてホルンは当時20歳そこそこのバボラークなど、チェコ・フィル・サウンドの代表的な当時の名手が揃っています。
「シンフォニエッタ」のバンダには現在一線で活躍しているトランペットのハリーシュやズボラーネクがのっています。まさにふくよかで柔らかいボヘミアン・ブラスここにありといった感じです。
現在の洗練されたチェコ・フィルとはまた違ったサウンド。ターリヒ、アンチェル、ノイマンのもとに築いてきたチェコ・フィルの伝統ある響きを存分に浴びることのできるアルバムです。爽快感、充実感、身震いする興奮を味わえます!
『1Q84』を読んで「シンフォニエッタ」を聴いてみたくなった方にもオススメの一枚です。
※12月11日発売
ウラディミール・ヴァーレク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(OVCL-00390 税込3,000円/SA-CDハイブリッド仕様)
[収録曲]
01. スーク:交響詩「プラーガ(プラハ)」op.26
02. ヤナーチェク:狂詩曲「タラス・ブーリバ」
03. ヤナーチェク:シンフォニエッタ
[演奏]
ウラディミール・ヴァーレク指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1997年5月13〜15日 プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール