セロニアス・モンク・コンペティションで審査員も務める、カナダの人気ジャズ・ピアニスト、リニー・ロスネス（Renee Rosnes）の最新作『マンハッタン・レイン』（MYCJ-30567 税込2,800円／写真）が5月19日にリリースされます。

　1987年よりテナー・サックス奏者のジョー・ヘンダーソンのグループに参加して頭角をあらわし、人気女流ピアニストの仲間入りを果たしたリニー。2008年にリリースされた前作『黒水仙』は師匠ともいえるジョー・ヘンダーソンに捧げた内容で、話題となりました。

　本作はデューク・エリントンやアーヴィン・バーリン、ジョン・ルイスにアントニオ・カルロス・ジョビンの楽曲に加え、魅力的なオリジナルも4曲収録。

　クインテット編成での演奏で、サポートにヴィブラフォン奏者の第一人者のスティーヴ・ネルソン、サックスにはサド・メル・オーケストラに在籍したリッチ・ペリーらを迎えて、豊かなサウンド・カラーを持った作品に仕上げています。