1990年代ロック・アイコンにして稀代のシンガー / ヴォイス・パフォーマー、Mike Patton(マイク・パットン)。かつて在籍したFAITH NO MORE(フェイス・ノー・モア)の再結成が話題となる中、ソロ名義でのオリジナル・アルバムとしてはかなり久々となるニュー・アルバム『Mondo Cane』(写真)をリリース!ここ日本でも先日国内盤(DYMC-7014 税込2,415円)が発売。
“モンド”の語源とされる、かのGualtiero Jacopetti(グァルティエロ・ヤコペッティ)によるイタリアン“モンド”名画『世界残酷物語』と同名タイトルを冠する本作。近年はショート・フィルム『A Perfect Place』のサウンドトラック制作や、Jason Statham(ジェイソン・ステイサム)主演『アドレナリン2: ハイ・ボルテージ』(原題: 『Crank: High Voltage』)のサウンドトラックなどに力を注いでいたパットン先生ですが、今回の作品は歌いまくり!しかも全篇イタリア語、フル・オーケストラをバックに!自身の運営するIpecac recordingsよりEnnio Morricone(エンニオ・モリコーネ)のコンピレーション・アルバム『Crime And Dissonance』をリリースしたり、自身の作品でも多く“モンド”テイストを取り入れるなど、イタリアン・ポップスへの造詣が深い先生。過去にイタリア人の奥様を結婚していたこともあってか、流暢なイタリア語で1950〜60年代のイタリアン・ポップスを朗々と歌い上げます!これまで先生が行なってきた様々なプロジェクトを集約したと言っても過言ではない、彼の魅力の原点に触れることのできる新名作の誕生です!
Mike Patton『Mondo Cane』 01. Il Cielo In Una Stanza 02. Che Notte! 03. Ore D’Amore 04. Deep Down 05. Quello Che Conta 06. Urlo Negro 07. Scalinatella 08. L’Uomo Che Non Sapeva Amare 09. 20 KM Al Giorno 10. Ti Offro Da Bere 11. Senza Fine