たしかなテクニックに裏打ちされたスウィートなメロディでインストゥルメンタル・ミュージックにおける最高のセールスを誇るソプラノ・サックス奏者の
ケニー・G(Kenny G)。2008年にデビュー以来在籍していた古巣アリスタを離れ、コンコードに電撃移籍しアルバム
『ロマンスの足おと』を発表し、ラテン・タッチの情熱的なサウンドでファンを驚かせました。
そんな彼が6月30日にニュー・アルバム
『ハート・アンド・ソウル』(UCCO-1102 税込み2,800円)をリリースします。
13枚目のスタジオ録音作となる新作は、共同プロデューサーである相棒ウォルター・アファナシエフの打ち込みトラックを基調にした、要所でストリングスが華を添えるメロウなサウンドが特徴的なR&B作品。ゲスト・ヴォーカルとして
ロビン・シックと
ベイビーフェイスのR&Bの大御所シンガーが2曲に参加した、前作のラテンに続き、また新たなケニー・G像が楽しめる作品となっています。
ケニー・Gはシアトルで育ち、さまざまな民族の血を引く生徒が通うフランクリン・ハイスクール時代によく聴いていたのが、R&Bだったそう。ケニー・Gはこの新作について、「2年近くかけて作曲した僕のオリジナルの曲の中に僕の“ルーツ”みたいなものを、みんなが感じてくれたらうれしいね」と語っており、タイトルの『ハート・アンド・ソウル』にもそんな特別な気持ちが反映されたものになっています。