生まれ故郷である気仙沼に在住し、作品を発表しているシンガー・ソングライター
熊谷育美が、4月12日(火)東京・渋谷DUOにて行なわれたイベント・ライヴ<原風景2011春>に出演しました。
熊谷にとって東日本大震災後初のライヴとなった今回、「気仙沼から東京に上京してきてわかったことがたくさんありました。皆さんが被災地のことをとても思って下さり、救援物資や義援金を送って下さったりしていること、とても感謝しています。この場を借りてお礼を言わせてください。ありがとうございます」と集まったオーディエンスへ頭を下げると、震災前にレコーディングし、4月20日に発売となる新曲
「雲の遥か」を初披露。
新曲「雲の遥か」は、前作「月恋歌」(映画『TRICK・霊能力者バトルロイヤル』主題歌)より約1年ぶりとなる4枚目のシングルで、熊谷は「故郷・気仙沼の風景や、空気、思いを私の歌に封じ込めてきたつもりです。この曲で多くの人が故郷気仙沼を感じてくれば」と語っています。なお、次回のライヴは、4月26日(火)に代官山「晴れたら空に豆まいて」で行なわれるとのこと。
なお、4月13日放送のTBSニュース番組『Nスタ』(午後4:53〜生放送)では、震災後の熊谷育美に密着したドキュメントが放送される予定。注目を。
<熊谷育美からのコメント>
「新曲は、震災の前の日・3月10日にレコーディングが終わった曲で、震災の前と後で自分の中でこの曲に対する思い入れがかなり変わりました、何かとてもいとおしい曲になりました。それは多分、故郷・気仙沼にたいする思いと同じなんだと思います。これからも気仙沼で生きて、気仙沼で歌を作って歌っていきます。今回の震災でほんとうに多くの皆さんに助けられ、人間の優しさ、素晴らしさを教えられました。今はまだ気仙沼、東北は本当に大変な状況です、私は歌うことしかできませんが、私の歌や活動がすこしででも皆さんの励みになると信じ、歌い続けていこうと思っています」