透徹したピアニズムで世界中を魅了する巨匠、
クリスティアン・ツィマーマン(Krystian Zimerman)のニュー・アルバム
『バツェヴィチへのオマージュ』(UCCG-1533 税込3,000円)が4月20日にリリースされます。
5年ぶりとなる待望の新録音は、ツィマーマンの故郷ポーランドの作曲家、
グラジナ・バツェヴィチ(1909〜1969)へのトリビュート。バツェヴィチはルトスワフスキと同世代の作曲家で、音楽史上もっとも重要な女流作曲家のひとりでありながら、その作品を耳にする機会はそう多くはありませんでした。
今回収録されたのは、ピアノ五重奏曲第1番と第2番、ピアノ・ソナタ第2番。同じくポーランド出身の弦楽奏者たちとの共演です。
ツィマーマンは日頃からコンサートでもバツェビチの作品を演奏しており、ピアノ・ソナタ第2番は2006年と2009年の日本ツアーでも披露しています。
いずれも、演奏者たちの作曲家へ対する特別の敬意が伝わる素晴らしい演奏となっています。