傑作アルバム
『マリアンヌの恍惚』の発売記念ツアー<サロン・ド・キノコ〜恍惚の逃避行>を開催中の
キノコホテル。6月4日、5日の両日ともに、新宿ロフトで超満員の実演会2Daysを行ないました!
今回のツアーのために作ったという、プログレの香りのする妖しい「オープニングの曲」から、「キノコホテル唱歌II」へと変わったとたん、満員の観客はいきなり激しく盛り上がる! ガレージでポップなロックンロールを中心にしながらも、10分近いサイケデリック曲「風景」や初期のムーディーな作品など、キノコホテル本来の多面性を堪能できるのは単独実演会ならでは。
後半、CD化されていないファンキーなインストゥルメンタル「#84」ではメンバー紹介と共にそれぞれが激しいソロ・プレイを聴かせ、そのまま「キノコホテル唱歌」になだれ込み観客のモッシュも最高潮に。
そしてキノコホテル支配人、マリアンヌ東雲(歌と電気オルガン)は、8月27日に渋谷クラブクアトロで単独公演を行なうことを発表。「社運をかけて、失敗したら廃業を考えているので、わたくしに恥をかかせないでね」とクギを刺す……。とはいえ、この日から会場のみで先行販売されたチケットはすでに300枚売れており(!)、廃業の心配はなさそう!
昨年、カヴァー曲集
『マリアンヌの休日』をリリースするなど、積極的にマニアックなカヴァー曲を披露しているキノコホテル、今回のアンコールでは福島原発に対しての彼女たちなりのメッセージを込め、公害をテーマにした映画『ゴジラ対ヘドラ』の主題歌「かえせ!太陽を」のカヴァーを初めて披露しました。
女性限定公演<サロン・ド・キノコ〜白百合の園>を含むツアーを引き続き開催中、夏のイベントを挟み、渋谷クアトロまで突っ走るキノコホテル。今後も注目です。