今年8月に本国アメリカでリリースされたデビュー・アルバム『ペニーズ・イン・ア・ジャー(Pennies In A Jar)』が、現在輸入盤CDショップで異例のヒットをしている26歳のシンガー・ソングライターの
ニッキー・ジーン(Nikki Jean)の
日本盤(TOCP-71203 税込み2,300円)が11月16日にリリース。12月には来日公演を行ない、本格日本デビューを果たします。
ニッキー・ジーンは、
ジョージ・ガーシュウィンや
デューク・エリントンの作品に惹かれ、高校時代にジャズ・バンドで活動する一方、ヒップポップの同時代感覚にも魅せられ、2005年にフィラデルフィアに移り、ヒップホップ・バンド、ヌーヴォー・リッシュに参加。そこで、
ルーペ・フィアスコの『ザ・クール』に作品を提供、ゲスト・ヴォーカルとしても参加したことから注目を浴び、良質な音楽を送り出す米レーベルS-Curveと契約を果たした、異色の経歴を持つシンガー。
そんなニッキー・ジーンの話題のデビュー作は、楽曲を共作したソングライターたちのありえない豪華さでも話題に。というのも、アルバムに収録された12曲のすべてが、
ボブ・ディラン、
バート・バカラック、
キャロル・キング、
カーリー・サイモンといったジャンルを超えたアメリカを代表するソングライター計12人とそれぞれの曲を共作、また、
ベティ・ライトとキャロル・キングがバック・ヴォーカルとして参加しているのです!
本作の制作にあたり、プロデューサーのサム・ホーランダーとアメリカ全土におよぶ曲作りの旅を計画。そこで2年間、実際にフィラデルフィアからロサンゼルス、ナッシュヴィルなどへと飛び、尊敬する伝説の先輩たちとの共作から昔ながらの曲作りを学び、夢のようなデビュー・アルバムを完成させたということです。
このアルバムは「チャートに入ることや、ヒット・シングルを飛ばすことだけが重要なんじゃない。可能な限り最高の曲を書くということが、今も大切なのよ」と彼女が語る通りの、良質な内容となっています。
そして、そんな豪華なデビュー作を引っさげた初来日公演が、12月に東京・大阪のビルボードライブで行なわれることも決定。ジャズ・ヴォーカル・ファンからナチュラルなシンガー・ソングライター好きまで幅広いファンを魅了する歌声、楽曲をぜひ体感してみてください。