福間洸太朗 2013/03/26掲載(Last Update:13/03/29 11:44)
今、日本の若手ピアニストの中でもっとも注目を集めているひとり、
福間洸太朗。2003年にクリーヴランド国際ピアノ・コンクールで優勝してから10年がたち、現在は活動の拠点をベルリンに移し、海外でも高い評価を獲得しています。2012年にはアルバム
『水の反映 〜ドビュッシー ピアノ作品集』を発表し、今年からは国内ツアーもスタート。その人気はますます高まっています。
そんな福間が2004年、21歳の時に録音したデビュー・アルバムが、このたび高音質のHQCD化&国内盤仕様(解説付)で再リリース! 3月20日に
『シューマン:作品集』(NYCC-27271 税込1,890円)として発売されました。
カナダでのオール・シューマン・プログラムのライヴ録音ですが、超メジャー曲が外れた選曲が興味をそそります。若々しく華やかな「アベッグ変奏曲」、詩情と充実したピアニズムが魅力の「8つのノヴェレッテ」、やや晦渋な色も見え隠れする「3つの幻想的小曲」、いずれも
シューマンらしいロマンティシズムが横溢しており、力任せの勢いだけでは絶対に聴かせることのできない、真の意味での難曲と言えるでしょう。福間は見事に楽曲の魅力を引き出すことに成功しています。
今をときめく俊英ピアニスト若き日の録音、つやつやの演奏をぜひお聴き逃しなく!
なおCDジャーナルWebでは、上記でご紹介した福間洸太朗『シューマン:作品集』を読者10名様へプレゼント! プレゼント・ページ(www.cdjournal.com/main/present)より奮ってご応募ください。締め切りは4月12日(金)まで。
■2013年3月20日(水)発売
福間洸太朗(p)
『シューマン:作品集』NYCC-27271 税込1,890円 / HQCD仕様
[収録曲]
シューマン:
01. アベッグ変奏曲op.1
02. 8つのノヴェレッテop.21
03. 3つの幻想的小曲op.111
[録音]
2004年8月9〜12日 カナダ、オンタリオ、キング・シティ、カントリー・デイ・スクール、パフォーミング・アート・センター