1987年のアルバム・デビューから着実に歩みをすすめ、いまや日本を代表するピアニストとして活動する小山実稚恵のニュー・アルバム『シャコンヌ』（SICC-1626 税込2,940円）が4月17日にリリースされます。

　前作『ヴォカリーズ』から1年を経て、ピアノという楽器の表現の限界に挑む小山の熱い思いが込められた意欲作。フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」にはじまり、J.S.バッハ（ブゾーニ編）の「シャコンヌ」、シューベルトの「即興曲第3番」、ワーグナー（リスト編）の「イゾルデの愛の死」、そしてショパンのポロネーズ第7番「幻想」というプログラムです。

　当盤が小山にとってのフランク、ワーグナーの初録音となり、ショパン晩年の名作である「幻想ポロネーズ」も初めての録音とのこと。ピアニズムの粋を集めた選曲による充実の最新録音です。