絶好調のデイヴィッド・ジンマン（David Zinman）＆チューリヒ・トーンハレ管弦楽団のコンビがワーグナーに初挑戦！ ニュー・アルバム『ジンマン・コンダクツ・ワーグナー』（SICC-1622 税込2,520円）が5月1日にリリースされます。

　『ベートーヴェン：交響曲全集』のヒットで世界的な名声を築いたジンマン＆トーンハレ管が、ワーグナー生誕200年のアニヴァーサリー・イヤーに贈るワーグナー名曲集。

　かつてワーグナーはドレスデン革命の後、亡命中のチューリヒで大作『トリスタンとイゾルデ』を書き上げたのみならず、オーケストラを組織して演奏会を行なうなど、チューリヒにおけるオーケストラ活動の始祖ともいえる存在で、トーンハレ管にとっても所縁のあるレパートリーです。

　モダン・オーケストラでありながら、作品の時代に合わせて演奏スタイルを自在に変化させることのできるトーンハレ管の持てるソノリティの限りを尽くして描かれたワーグナー・アルバムとなっています。

　また、ラトヴィア出身のバス・バリトンで、現在はヨーロッパでの『リング』上演に欠かせない存在となっている名歌手、エギリス・シリンスとの共演にも注目が集まります。