青春時代を過ごした“新宿ジャズ文化”からインスパイアされ、誕生した
『たけしとジャズ』から約2年。
ビートたけしが監修をつとめたジャズ・コンピ第2弾となるCDアルバム、
『たけしとブルーノート』が10月9日(水)に発売されます。
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レコード会社の人がさ“次はこんなのでどうでしょう?”って、第2弾の企画書みたいなのと、資料をどっさり持って来たんだよ。勝手に“ブルーノート特集”ってなっててさ。“なんだこれ?”って思ったけど、しょーがねーなーって色々見たり、聴いたりしてるうち、またこんなのができちゃった――と本人が語る第2弾は、75年にわたる名門ジャズ・レーベル「ブルーノート」の名演の数々から、たけしが“独特の世界観”をテーマに選曲したもの。錚々たるジャズ界のビッグ・ネームから、
ノラ・ジョーンズや
カサンドラ・ウィルソンなど、前作を凌駕する、極めてたけし的な格好良さと、なにが出てくるかわからない驚きに満ちた、唯一無二のコンピ盤に。
さらに本作には、たけし作の名曲「浅草キッド」がジャズ・アレンジされ、若干12歳の天才ジャズ・ピアニスト
奥田 弦と、
青山テルマが英語歌詞で歌い上げる「浅草キッド(English Version)」がボーナス・トラックとして収録。なお、青山テルマに依頼したのは、たけしその人。――
青山テルマちゃんはね、散々ネタにして面白がってきちゃったから、歌ってもらうっていう企画を聞いた時には、そりゃ絶対に無理だなって思ったの。それなのに、なんかふたつ返事で気持ちよく引き受けてくれたって……こんなにありがたいことはないねって。よくぞ、やっていただけました。涙が出るほど感謝感激でございます。はい――と、感謝の言葉を寄せています。
また、青山テルマも、「たけしさんは芸人として、表現者としても、とても尊敬してきてました。小さい頃から見てきて沢山笑顔を頂いたので、今回のカバーは本当にプレッシャーがありましたね。原曲はギター一本本だったし、ストーリー性があるので、一曲つるっと歌いたい気持ちが強かったので、一回一回に最大限の集中力と魂を込めましたね(笑)。ジャズ・アレンジというのもあり、普段の私より大人っぽく、かつ渋く歌い上げたのがポイントですね。普段歌わないジャンルだったので、凄く楽しかったです」と、喜びを語っています。
なお現在、YouTubeでは、「浅草キッド(English Version)」のレコーディング映像がご公開中。こちらもチェックを。