菊地成孔ダブセクステット、
DCPRG、そして自身のアルバムをリリースと着実にキャリアを重ね、人気、実力を兼ね備えた日本ジャズ・シーンのトップ・プレイヤーとして活躍する
類家心平が、自己のバンド・メンバーであり信頼を寄せる若手ピアニスト、
中嶋錠二とのデュオ・アルバム
『N.40°』(APLS-1403 2,500円 + 税)を2月5日(水)にリリースします。
類家と中嶋の演奏はここ数年続いており、コンビネーションが成熟されたこのタイミングでのアルバム・リリース!バンドにおいてはエネルギッシュで熱い演奏とアブストラクトなサウンドが展開されるのと対照的に、今作はフレーズ、アンサンブルと繊細かつ内省的なサウンド、しかし単なるジャズ・バラード集に収まらないふたりの持つ前衛性も意識した美しくも先鋭的な内容になっています。
「Nearness of you」や「Panonica」など有名なスタンダードナンバーをはじめ、
マイルス・デイヴィスの「Flamenco Sketches」や
日野皓正のナンバー「Alone, Alone And Alone」そして、スイスのトランぺッター、
エリック・トラファズのナンバー「Betty」を収録。このデュオの本領発揮となる濃密で静謐な表現で名曲を演奏。類家の作曲によるスリリングなナンバー「HAOMA」、2人の出身地である八戸市をテーマに書かれた「North Latittude of 40.3 degrees」など、それぞれの短いインプロヴィゼーションがアルバムを彩ります。
ライナーノートは、さまざまなバンドで類家と共演をし、中嶋のピアノの師匠でもあるピアニスト
坪口昌恭が執筆。
新たな表現の可能性を提示する類家心平、中嶋錠二による斬新かつ美しい極上のジャズ・アルバムを是非お楽しみ下さい。また2月には東北を回るツアーも予定されています。