デヴィッド・ヘイゼルタインと言えば、ピーター・ワシントンとジョー・ファンズワースと組んだ“クラシック・トリオ”が世界的に有名な中堅ピアニストですが、ここ日本ではご存知、ジョージ・ムラーツとビリー・ドラモンドによる“デヴィッド・ヘイゼルタイン・トリオ”の方が有名。バリバリのハードバップよりも、もうちょい優しく穏やかなのが好きな人には頼りがいのあるバンドでございます。

　さてさて、そんな“デヴィッド・ヘイゼルタイン・トリオ”の最新作『不思議の国のアリス』(TKCV-35327 \2,667(税込))が3月24日に発売されるのです!!　　このトリオでの代表作『ワルツ・フォー・デビー』(写真)でもビル・エヴァンスの愛奏曲ばかりを演奏して日本人のハートをガッシリ掴んだデヴィッド。本当にエヴァンスが好きで、エヴァンスのように弾きたい人なんでしょうな･･･。　真のエヴァーグリーンは何度チャレンジしてもOK！　今回もビル・エヴァンス・メドレーです。

・「ビューティフル・ラブ」
・「スイート＆ラブリー」
・「不思議の国のアリス」
・「枯葉」
・「星に願いを」
・「愛は海よりも深し」
・「フォー・ビル」
・「テンダリー」
・「ダニー・ボーイ」
・「アイ・シュッド・ケア」

デヴィッド・ヘイゼルタイン(p)
ジョージ・ムラーツ(b)
ビリー・ドラモンド(ds)

　今回はビル・エヴァンス・トリオがリバーサイド・レーベルに残した名盤12作の中だけという制約を設けて、その中からヘイゼルタインがお気に入りの曲を選出したとのこと。･･･って言うか、エヴァンス云々を言うまでも無く、問答無用の古い名曲ばかりなんですがね。そろそろ円熟して来た、ヘイゼルタインの優しくも力強いタッチにも期待です。これから本格的なスキー＆スノボ・シーズン到来とのことだし、ロッヂで過ごす夜にはピッタリですよ！