ピンク・フロイド(Pink Floyd)の実に20年ぶりにして通算15作目となる新作、そしてラスト・アルバムとなる
『永遠(TOWA)』からの?ラスト・ソング“、「ラウダー・ザン・ワーズ〜終曲(フィナーレ)」のミュージック・ビデオが公開されました。
『永遠(TOWA)』を締めくくる、まさにピンク・フロイドの終曲(フィナーレ)であり、亡きメンバーであるリック・ライトへの想いと、ファンへの“別れ”の気持ちがこめられた、最終章に相応しい美しき名曲「ラウダー・ザン・ワーズ〜終曲(フィナーレ)」。MVのプロデュース・クレジットには、数多くの名盤のアートワークを手掛けた伝説のアート集団「
ヒプノシス」の文字が復活。ヒプノシスの創設メンバーで『永遠(TOWA)』のアートワークのクリエイティヴ・ディレクター、
オーブリー・パウエルが監督をつとめており、亡き
リック・ライトとともに、亡き盟友ストーム・トーガソン(2013年死去 / ヒプノシスの創設メンバー)にも捧げられた映像作品です。
MVは新作のアートワークに描かれた“小舟で雲の川を漕ぎだしていく男”のCG映像で始まり、途中のサビの部分では1993年に行なわれた『対(TSUI)』(1994年発売)のレコーディング・セッションの模様と、20年後のこの「ラウダー・ザン・ワーズ〜終曲(フィナーレ)」のレコーディング映像を対比させたモノクロ映像に。そこには在りし日のリック・ライトの笑顔も。
後半の実写映像は、カザフスタンとウズベキスタンの国境近辺の、消滅しかけているアラル海の近くで撮影。オーブリー・パウエルは、干ばつ地帯でいくつもの舟が座礁しているシーンを見て、この映像のアイディアを思いついたとか(ロケ地への移動だけで18時間かかり、海底を掘削して作られた荒れた道路の上を2時間進まないと、舟のある地域まで辿り着けないそう)。オーブリーは撮影を振り返り、「天気も荒涼たるものだった。雪が降ったかと思えば、氷点下10度で時速32キロの風が吹くんだ。撮影に不向きな要素の勢ぞろいだ。ただし、毎日数時間は太陽が姿を見せるので、その間に生死を賭けたかのように撮影を行なったんだ」と語っています。
なお、「ラウダー・ザン・ワーズ〜終曲(フィナーレ)」がバンドの歴史に別れを告げる“ラスト・ソング”であると報じられていることに関して、デヴィッド・ギルモアは、「他の見解を持ちようがない。我々は、持てる価値の全てを『永遠(TOWA)』につぎこんだ。もう一度全力を尽くしたとしても、2番目に良いものしか生まれない。私にとって、それでは駄目なんだ」と、コメントしています。