新しい音楽や芸術表現を追求しているアーティストに焦点を当て、音楽を中心とした異分野コラボレーションで知的好奇心を刺激する東京・富ヶ谷 Hakuju Hallのシリーズ公演〈アート×アート×アート〉。12月19日(金)19:00に予定されている第2回は、音楽×ダンス×写真の3分野によるコラボレーション〈テトラヘドロン|TETRAHEDRON-4人の女性によるライヒ&ペルトの世界-〉です。
本公演では、
スティーヴ・ライヒ(Steve Reich)の反復により高揚する音楽と、
アルヴォ・ペルト(Arvo Pärt)の透明な音楽世界を、
加藤訓子のマリンバ演奏と高木由利子のライヴ写真撮影、黒田育世(公演前半)と中村恩恵(公演後半)によるダンスという3つの要素で創りあげます。ホール全体がまるでひとつの楽器であるかのように豊かに音が響き、同時進行でスクリーンに映し出されるのはアーティストの一瞬の輝きを捉えた写真。この2つの要素に、前半後半で入れ替わるダンサーが、異なる要素として絡まっていくのです。
本公演のタイトルとなっているテトラヘドロンとは、三角形から構成される四面体、あるいは四面から構成される三角錐です。4つある頂点はそれぞれ3つの面の接点となり、4人の女性による3分野のコラボレーションである本公演にぴったりの言葉といえるでしょう。4人の女性による一夜限りの公演、お近くの方はぜひ聴きにいってみてはいかがでしょうか。