名門「K Records」からのリリースで知られるYUME BITSUや、KINSKI、PAIKとの3ウェイ・スプリット作をリリースしているSURFACE OF ECEYONのメンバーとしてのみならず、DIRTY PROJECTORSやDevendra Banhartバンド、JACKIE-O MOTHERFUCKERの一員としても活動した経歴を持つ才人、Adam Forkner。「Marriage Records」や「Kranky Records」からのリリースを続けている彼のメイン・ソロ・プロジェクト“WHITE RAINBOW”が、昨年の『Aihara 1825, City Heim Kiri B-207』『Valya Letters』ほか連作が好評となっているasunaとの共作LPをリリース。『A Bloody Football Clicks / Orange Classic Skinz』（see-04lp 2,500円 + 税 / mp3ダウンロード・クーポン付属）の販売が11月7日よりスタートしています。

　SJQのベーシストを務める大谷シュウヘイと、写真を微細にコラージュしたアニメーション作品で知られる映像作家・林 勇気によって設立された「See Recordings」（seerecordings.com）のカタログ・ナンバー4番として、Moskitooと日本画家・西尾早苗のコラボレート7inch『Si Sol』に続いて登場した本作。asunaが在籍するアヴァン・ロック・コレクティヴ“HELLL”のUSツアー時に録音され、以降asunaによるミックと幾度かの日米間のやり取りを経て完成したものとのこと。カラフルな音の粒子がバーストする眩いドローンから、無国籍なビートワークやフリーキーなギター・サイケデリアまで、両者の魅力を存分に詰め込んだ仕上がりとなっています。

　なお、INNER SCIENCE主宰「Plain Music」（www.plainmusic.jp）のSoundCloudでは、本作の音源をビート・ミュージックとして再構築したINNER SCIENCEリミックスも公開中。こちらも併せて必聴です。