フリー・ジャズの旗手として60年代から活躍し、現在もジャズの第一線を走り続ける
山下洋輔や
坂田 明らが80年代に発表した名盤がリイシューされ、1月21日(水)に6作品がリリースされます。初CD化作品や未発表音源を含む貴重な発掘音源です。
山下洋輔トリオとしての最後のヨーロッパ・ツアーを収めた
『イン・ヨーロッパ1983』(COCB-54135 2,400円 + 税)はトリオ名義での唯一のアルバムです。今回のCD化に際し、当時のLPでは部分収録だった「パンジャ組曲」をノーカット版で、さらにLP未収録の「アローン・トゥゲザー」「バトル・ロイヤル」を追加で収録した完全盤での発売となります。1983年7月ドイツでのライヴ録音で、山下の壮絶なピアノと
小山彰太の雷鳴のごときドラム、
武田和命、
林栄一の火を噴くようなダブル・サックスの競演は圧巻です。
また同時に、5曲のボーナス・トラックを追加し、初CD化となる『ライヴ&ゼン…ピカソ』、ベニー・ウォレス(ts)との共演盤『P.S.アイ・ラヴ・ユー』には未発表音源1曲を追加して発売されるほか、坂田明トリオのデビュー作『ポチ』、生活向上委員会の原田依幸のファースト・リーダー作『ミュー』、サックス・プレイヤー大森明がモダン・ピアニストの巨匠レイ・ブライアントと共演した『バック・トゥ・ザ・ウッド』も同時に発売されるので、80年代の日本のジャズ・ファンは要チェックです。