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ジョン・レノンの知られざる実話をもとに、ジョンの楽曲の使用許可が下りた(全9曲)ことでも話題となった映画、名優
アル・パチーノがキャリア初のミュージシャン役を演じた『Dearダニー 君へのうた』(原題: Danny Collins)が9月5日(土)より、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開されます。
――スターとしての絶頂期を過ぎ、もう何年も新曲を書いていないダニー。往年のヒット曲さえ歌っていれば、ハデな生活は続けられたが、どこか空しかった。そんなダニーに、ジョン・レノンからの手紙が届く。43年前、駆け出しの頃のダニーに書かれた手紙を、長年彼を支えてきたマネージャーが見つけたのだ。そこには、富や名声に惑わされず、音楽への愛情を持ち続けることの大切さが優しく綴られていた。もしあの頃、この手紙を読んでいたら。いや、間に合うかもしれない、今なら。ダニーはツアーをキャンセル、顔も見たことのない息子に会いに旅立つ――。
数々の伝説に包まれたスーパースター、ジョン・レノンの知られざる実話。ジョンが新人ミュージシャンを励まそうと書いた直筆の手紙が、数十年ぶりに本人に届いた――。『Dearダニー 君へのうた』は、そんな温かなエピソードを映画化したもので、全米では主要都市の5館で今年3月に公開。当初はいわゆるミニ・シアター公開でしたが、高い評価と成績を受けて4月に入り739館に拡大、全米ボックスオフィス累計は約238万ドルと、公開4週目にして興行ランキングベスト10に入るヒットを記録。
欠点だらけなのに愛さずにいられない男、主人公のダニーは『セント・オブ・ウーマン / 夢の香り』でアカデミー賞に輝いたアル・パチーノがユーモアをこめて軽快に演じており、
アネット・ベニング、
クリストファー・プラマーら実力派の俳優陣が人間ドラマの深みを添えています。
ジョンの楽曲とストーリーが絶妙に呼応、アル・パチーノが「自分の出た映画を観て初めて泣いた」と語るラスト・シーンへと結実する、いつまでも心に残る極上の傑作です。
(C)2015 Danny Collins Productions LLC