2011年に歌手活動を再開、リリースにコンサート・ツアーと精力的に活動を続ける
八神純子が自主レーベル「Listen J」の第1弾アルバム
『There you are』を2016年1月13日(水)に発表しました。本作は
『Here I am』(2013年)以来、約2年半ぶりのオリジナル・アルバムです。
その圧倒的な声量と高く澄みわたる響きはさらなる進化を遂げ、経験の蓄積に裏打ちされた、今の八神純子だからこそ表現できる楽曲が並んだ『There you are』について、ソニーミュージックのスペシャル・サイト(
www.110107.com/yagami-tya)では、八神自身がとっておきのエピソードと共に収録曲を解説するネット・ラジオ「Listen J〜耳で聴くセルフライナーノーツ」を配信中です。
年間100回近いコンサート会場で、買って下さったCDにサインをしながら握手し、話しながら強く感じたことがありました。「このアルバムをこの方に一生大切にしていただきたい。そのためには自分が気に入らない、納得のいかない、自信のないアルバムはお渡しできない」。
自主レーベル「Listen J」を立ち上げたのは、音作りからジャケット、写真、パッケージングまで、とことんこだわって納得いくところまでアルバムを作り上げたかったからでした。「これで終わり」という際限のない世界だけに、アレンジャーの澤近泰輔さん、十川ともじさん、船山基紀さん、鈴木康博さん、吉俣 良さん、塩谷 哲さんにはかなりのご苦労をかけ、わがままも言いました。でも意見をぶつけ合う中でできた信頼関係は、作品をより研ぎ澄まされたものにしました。前作「Here Iam」から作品を共に作ってきた作詞家のKAZUKIさんとは、コンサートでも好評な「約束」のような、皆さんの心のより一層深い場所で響く作品も作れたと思います。
「声の固さが違う」とスタジオを変えて録り直したこともありました。演奏に満足できず、違うミュージシャンに演奏し直してもらったこともありました。スタジオのキャンセル料やミュージシャンへのギャラなど、スタッフ共々泣きたい気持ちになったこともありました。
でもそうしてできあがった新作「There you are」は、買って下さった皆さんの元で一生大切にしていただけると、セールトークではなく、私が心からそう思えるアルバムに仕上がったと思っています。
1月13日、私はまた新たなスタートに立つ気持ちでいます。これから2年間、このアルバムを歌う旅を続けたいと思っています。
手に取り、聴いていただきたいです。よろしくお願いいたします。――八神純子