ニューヨークを拠点に活動する気鋭のジャズ作曲家 / ピアニストの
挾間美帆が、アメリカの権威ある音楽雑誌「ダウンビート」誌において“ジャズの未来を担う25人”に選出されました。この25人は同誌のウェブサイト(
www.downbeat.com/defaultl.asp?sect=magazine)にも掲載されています。
カマシ・ワシントン、
アーロン・パークス、
ジェラルド・クレイトンら、世界中で活躍している新世代アーティストとともに日本人で唯一選出されるという快挙を成し遂げた挾間。現在もニューヨークに在住しながら活動し、先日リリースされた
大西順子の復帰作
『Tea Times』(VRCL-18853)ではアレンジで参加するなど、その才能を多方面で発揮しています。今秋には日本での凱旋公演も予定され、今後の活躍にますます期待が高まります。
そもそも米国で(=世界で)最も権威があるジャズ専門誌「ダウンビート」に関しては、ジャズ発祥の国アメリカを背負っているジャズ・メディアだけあって、大きく取り上げられるだけでもハードルが高いというのがあります。
ポスト・マリア・シュナイダーとも言えるような若い才能が次々に出てきている“作曲家”の枠で選出されたことも快挙としか言いようがないと思います。以前、同誌に『タイム・リヴァー』(2015年)に関するインタビューが掲載されていましたが、ジャズ・ビッグバンドのセオリーとは違う特殊な楽器編成でのラージ・アンサンブルのサウンドで(保守的な部分もある)アメリカのジャズ評論を納得させたことも含めて、今回の選出はとても驚きました。日本のジャズにとって、非常に大きなニュースだと思います。――柳樂光隆(ジャズ評論家 / JTNC)