ジャズ・ピアノの詩人、
フレッド・ハーシュ(Fred Hersch)が
ジョン・エベール(b)、
エリック・マクファーソン(dr)と組む不動のトリオで、2016年3月22日〜27日に米ニューヨーク・ヴィレッジ・ヴァンガードで行った演奏がライヴ・アルバム
『サンデイ・ナイト・アット・ザ・ヴァンガード』(KKE-058 2,300円 + 税)となって7月15日(金)にリリースされます。
ハーシュはステージ前に「今日もきっといい演奏になる」と静かに語り、臨んだセットは、まさに一音目から“ミラクル”と呼べるもの。「1曲目の最初の1説でトリオは“Zone(完全集中、無我の境地)”に入り、セット全体その境地にステイした」と自らライナーノーツで語っています。その美しさが観客の心を満たしたのは言うまでもありません。
エベール、マクファーソンとのトリオは7年目となり、ヴィレッジ・ヴァンガードでは2作目のライヴ録音。重篤な病を経ての奇跡の復活作から、一作ごとに自由度を獲得していくハーシュが「ここには、スタジオではほとんど不可能に近いライヴならではの音がある」と語る特別な場所。演奏が行なわれた夜にはハーシュをリスペクトする数多くのミュージシャンが観客としてヴァンガードを訪れたとのこと。