2017年1月15日に、4人組“ガールズボーカルグループ”、
チャオ ベッラ チンクエッティが東京・初台 The DOORSにて単独ライヴ〈チャオベラ単独ライブ2017〜大好評!ザ・リクエッティ・ベスト20!!!!〜〉を開催。ファンからリクエストを募ってセットリストが組まれたこのライヴでは公演中、3月12日(日)台湾・杰克音樂 Jack's studioを皮切りに、ツアー〈チャオ ベッラ チンクエッティ2017春 〜このツアーで諸々決まります!〜〉を開催することを発表しました。
[オフィシャル・レポート] チャオ ベッラ チンクエッティの2017年1発目の単独ライヴが東京・初台 The DOORSで開催された。昨年夏に10周年を迎えたキャリアの中で、近年はメンバーの発案も含むユニークなアイデアも盛り込んでライヴ活動を成功させてきたチャオベラ。今回は12月29日に大阪・樟葉シャイングホールにて『チャオベラ単独ライブ〜2016総決算!ザ・リクエッティ!〜』と題して開催されたライヴの東京公演。今回の企画は、自曲のみならず幅広いジャンルからチャオベラに歌って欲しい曲をファンから募ったリクエスト・ライヴ。昨年12月上旬にTwitter上で、「#リクエッティ」を付けて楽曲と歌手名をつぶやいてもらう形でリクエストを募集。1000曲以上が寄せられたという膨大な中から厳選してセットリストが組まれた。
昼公演は、メンバーによるライヴのタイトルコールで始まり、まずは岡田ロビン翔子、後藤夕貴、諸塚香奈実の3人だけがステージへ。そこに聞き覚えのあるイントロが聞こえてくると、それはなんと「マツケンサンバ II」!メンバーに呼び込まれて登場したのは、本家に負けじとキンキラの衣装に身をまとったマツケンならぬハシケン=橋本愛奈。そのヴォーカルとメンバーの完璧なダンスに場内は盛り上がった。年頭の挨拶も含むMCの中に、「マツケンサンバ II」が大ヒットした時は小学生だったという話も。
続いて、「ハロプロエッグ出身の私たちの大先輩の曲」という紹介で始まったハロプロ・ナンバーは、Berryz工房の「恋の呪縛」。MCでは、岡田ロビン翔子と橋本愛奈の2人で、オーディションで受かった同期が32人いたという〈ハロプロ エッグ オーディション〉や合格後のレッスンの思い出話。殆ど1曲ごとにMCがはさまれ、その後に歌う曲を紹介するという、アットホームなライヴ。続いて衣装チェンジして登場したのは、通称・上下ズの2人、諸塚香奈実と後藤夕貴によるWinkのカヴァーで「淋しい熱帯魚」。完璧な振付とハーモニーで披露した後は、MCもWinkになりきったトークが始まるも、生まれた年のヒット曲と言いながら素に戻る諸塚香奈実。
次の曲を「大阪で盛り上がった曲ということで…」とロビンが曲を紹介したところで、「ん?!」となり、実は曲順を間違えてしまったという、これもライヴならではのハプニング。微妙な空気から慌てて引き戻した後、自分たちのオリジナル曲で、THE ポッシボーとしてインディーズ・デビューした2作目のシングル「初恋のカケラ」を原点にかえって当時の振付も再現した。
改めて大阪公演で盛り上がった曲、いきものがかりの「気まぐれロマンティック」。これを歌う前には、客席に向かって振付を指導。場内全体で一緒に踊ろうという趣向で場内一体となる空間を演出。岡田ロビン翔子と橋本愛奈がステージに残ったMCでは、私たちの曲ではないのに、こんなに盛り上がってくれてありがとうと感謝の言葉。2人の共通点は阿部真央が好きということで、いつかカヴァーしたいという希望も語る。そこへマイクスタンドがセッティングされて、後藤夕貴が再びステージへ。岡田ロビン翔子と後藤夕貴、ろびゆきと呼ばれるコンビは、ピンク・レディーの「渚のシンドバッド」をオリジナルの振付で歌った。このところチャオベラのライヴですっかりおなじみのもろ旗を持った諸塚香奈実が登場すると、時代は70年代から一気に現代へ。世界のもろりん、諸塚香奈実をメイン・ヴォーカルにSEKAI NO OWARIの「Dragon Night」。
終盤に突入すると、チャオベラのオリジナル曲を連打。初期の「旅の真ん中」を可愛く歌った後は、超高速の大ヒットナンバー「乙女! Be Ambitious!」。場内はこれまでのゆったり楽しむ空気から一転して、いつもの熱量あふれるチャオベラのライヴ空間へとヒートアップ! その後、間髪入れずにモーニング娘。の「I WISH」には場内が歓声に包まれる。ハロプロエッグ時代に先輩たちのライヴでバックダンサーを務めて踊ったこともあるであろうこの曲を、今のチャオベラの4人が自分たちの色に染め上げていく…と、思いを巡らせてみれば、長編のドラマの1シーンを見ているかのようなパフォーマンス。
アンコールではリーダーの岡田ロビン翔子から春ツアー決定のお知らせ。「嬉しいことにチャオ ベッラ チンクエッティ、春ツアーも決まりまして、しかも今回は台湾以外は生バンドということで、もうホームページに情報が出てますが改めて、初日の3月12日は台湾!まさかの海外で。その後は埼玉、神奈川、千葉、東京、栃木、大阪、名古屋といろいろまわらせて頂いて、そしてツアーファイナルは5月28日、この間もやらせて頂いた品川インターシティホールという場所でやらせて頂きます!」それに呼応してサブリーダーの橋本愛奈は実感を込めて「決まりましたね無事に」。続けて岡田ロビン翔子は、「私たちにとって勝負のツアーになると思います。絶対絶対に楽しいツアーにするので、みんな友達とか誘って…このリクエッティのまったりとしたのとはまた違ってバシッと、ロックに熱く、たまに可愛く(微笑)お届けしますので、チケットの先行発売は明日の夜6時から(1月16日18時〜)始まりますので、皆さん(小声で)始まりが肝心なので、恋も始まりが大事なので(再び大きく)皆さん、春ツアー、お待ちしてまーす!!!!」と、ツアーへの意気込みを発すると拍手と大歓声。後藤夕貴、橋本愛奈、諸塚香奈実も異口同音に「お願いしまーす!」「超楽しみだね!」「春だね!」。ラストは「リクエッティを頂いた中から、チャオ ベッラ チンクエッティのカッコいい曲を歌って終わりたいなと思います、聞いて下さい」。セクシーにしてダンサブル、そして疾走感溢れるアゲ曲「Do Me! Do!」で昼公演はフィナーレ。約70分のライヴは幕を閉じた。
夜公演はソールド・アウト。満員の場内で熱気あふれるスタートとなった。自分たちで決めたというラフなスタイルが多かった昼公演とはガラリと変わって、昨年の秋ツアーのポリス風コスチュームで登場。まずは「背伸びして歌いたい」(岡田ロビン翔子)と、「LA.LA.LA LOVE SONG」を絶妙な歌割りで場内を魅了。次に「世代ドンピシャでこの人たちに憧れてこの世界に入ったから感無量」という諸塚香奈実の思い入れが強いSPEEDの「STEADY」。続いて、リクエストが寄せられた自曲の中から、初期の「恋のRung Rung パラダイス」と「主食=GOHANの唄」をノンストップで披露。本日の目玉コーナーと岡田ロビン翔子と後藤夕貴に紹介されて出てきたのは、スーツ姿の橋本愛奈と真っ赤なドレスに衣装チェンジした諸塚香奈実。デュエット歌謡「3年目の浮気」を安定した歌唱力で聴かせる。「この2人で一緒に歌うことは珍しい」と、岡田ロビン翔子と橋本愛奈が「TRAIN-TRAIN」を、まるで自分たちのレパートリーのように場内を煽りながらのパフォーマンス。イントロでそのままステージで上着を生着替えした「今夜はブギー・バック」では完璧なラップ。その後はMCをはさまずにハロプロのロックナンバーを。4人編成の大先輩、メロン記念日の「This is 運命」。「この5文字に思いを込めました」という橋本愛奈の「わかるよね?」は圧倒的! 「私たちが見ていたハロー!プロジェクトを思い出すよね」と後のMCで語ったモーニング娘。の「ここにいるぜぇ!」で弾けまくる。さらに自曲の「桜色のロマンティック」。本編ラストまでノンストップでストロング・スタイルのライヴを魅せた。
アンコールのMCでは、岡田ロビン翔子が代表して「大阪含めて4公演のザ・リクエッティは、皆さんからのリクエストが無ければ出来なかったライヴなので、本当にありがとうございました。まだ決まっていないですけど、またリクエッティをやる時は、たくさんつぶやいて頂いて…えっ?!やりたいのは私だけ? みんな、やりたい?」とMCでも客席を軽く煽って笑いと歓声を誘った。春ツアーについても「前にバンドで 全国ツアーをまわった時よりも熱いライヴにしたいし、いろんな意味で勝負のツアーになっておりますので……」、橋本愛奈「タイトルにも入ってますからね。このツアーで諸々決まりますって」、岡田「そう本当にいろんな意味で…でもすごくポジティブに楽しいライヴにしたいなと思ってますので、チャオ ベッラ チンクエッティが楽しいことをやってるよとか、皆さんのつぶやきが全国に広がるSNSもありますので(微笑)、みんなで楽しいツアーに出来たらなって思ってます。皆さん、春ツアーへお待ちしてまーす!」。ラストにもう1曲、リクエスト曲の中から選ばれた「幸せの形」で、ザ・リクエッティ全公演が終了した。
文 / 高島幹雄