ジャズ史にその名を刻むマルチ・リード奏者、
エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)の未発表音源が、3枚組CD『
ミュージカル・プロフェット: ジ・エクスパンデッド・1963 ニューヨーク・スタジオ・セッションズ』(KKJ-1031 4,620円 + 税)として12月8日(土)にリリースされます。
本作の音源は、1964年に
チャールズ・ミンガスとの演奏のためにドルフィーがヨーロッパに発つ前、友人夫妻に託した荷物の中に収蔵されていたもの。ドルフィーが独ベルリンで客死してしまったため、後日この荷物を開けたところ、7時間半におよぶ音源のテープが発見されました。本作はこの音源から63年のセッションを中心に作品化。これらは名作『
アウト・トゥ・ランチ』(64年2月25日録音)とスタイル的に共通項が多く、この名盤制作の秘密を解き明かす貴重な音源です。ドルフィーは綿密な構想を描き、リハーサルを重ねてスタジオに入ったと語られていますが、この新たな発見からは表現を追究する姿が生々しく蘇ります。縦横無尽で軽やかに跳躍するようなドルフィーのソロだけでなく、
ウディ・ショウや
プリンス・ラシャ、
ソニー・シモンズらが加わった管のアンサンブル、
ボビー・ハッチャーソンのヴィブラフォンなど聴きどころも満載。
リチャード・デイヴィスとのデュオもたっぷり収録されています。また、CDパッケージには24編の文章、未発表写真を掲載した100ページに及ぶブックレットが同梱されています。