次世代のクラシック・シーンを担う若手アーティストを紹介するため、今年1月に設立されたレーベル「Opus One」が、そのレーベル・カラーと姿勢に共鳴した東京・渋谷 Hakuju Hallとコンサート・シリーズ〈Opus One: Live @ Hakuju Hall〉を始めます。9月10日（火）に開催される初回公演には笹沼 樹（vc）、12月26日（木）には古海行子（p）が出演。来年以降も「Opus One」に所属するアーティストがステージに立つ予定です。

　Opus Oneは今年1月23日に笹沼 樹（vc）、石上真由子（vn）、鈴木玲奈（S）、古海行子（p）、秋田勇魚（g）のアルバム5タイトルを第1回作品として発売。その直後、1月25日には上記の5名が出演するレーベル設立を記念したコンサートをHakuju Hallで開催し、満員の観客の拍手を浴びました。

　〈Opus One: Live @ Hakuju Hall〉のスタートにあたり、Hakuju Hallの支配人・原 浩之は「設立15年を経過したハクジュホールですが、過去にもコロムビアレーベルJーclassicとの共同開催を行ったことがあり、それ以来のお付き合いは続いておりました。この度、ハクジュホールでOpus One発売記念コンサートを当ホールで開いて頂いたことと、ハクジュの若手音楽家の演奏機会創出という考え方、そしてまずは第1回目選出アーティストがハクジュホールに縁のある方も多いということで久々の日本コロムビアさんとの共同開催を決断しました。単なるレーベルの浸透、コンサートの開催に止まらずに、CDソフトウェアを取り扱う会社、レコード会社と音楽ホールという、役割は違いますが目的、問題意識を近しく持つ会社同士ということで、クラシック業界の発展に相乗効果を作りながら寄与して行きたいと願っております」とコメントを寄せています。