本作は、前作『The Third Place』に引き続き90年代のオリジナル・シューゲイザーを核としながらも、その枠に留まらない大胆なサウンド・アプローチが大きな特徴です。M-2「sunset」ではドリーム・ポップ・バンド“Moon in June”のヴォーカル・mihoをフィーチャー。Ota(vo,g)の低く艶やかな歌声と天から降り注ぐようなmihoの可憐な歌声が交差し、眩い疾走感を湛えた珠玉の8bitシューゲイザー(チップチューン・シューゲイザー)風味に仕上げています。M-4「foam of the daze」やM-10「meltdown」ではプライマル・スクリームを想起させる退廃的かつインダストリアル・サウンドを展開。90~00年代のダンス・ミュージックを彷彿とさせる緻密なシンセ・ビートを取り入れるなど多彩な表現が際立ちます。
他にも、ハッチーやメン・アイ・トラストらの2010年代ドリーム・ポップに通じるM-7「waiting for the end」、ソニック・ユースやスマッシング・パンプキンズなどの90年代オルタティヴ・ロック全開なM-9「unluck sea」も飛び出し、本作はこれまで以上に幅広いサウンド・プロダクションとヴォーカル・アプローチが展開された、バンド史上もっとも深く豊かな表現領域へと踏み込んだ力作となっています。
[収録曲] 1. dream '91 2. sunset feat.miho (Moon in June / Sunday Student) 3. start again 4. foam of the daze 5. death charming man 6. パープルオニオンストーリー 7. waiting for the end 8. 青が散る 9. unluck sea 10. meltdown 11. breathless