聴く人の心に直接訴えかかけるような、魂を揺さぶる声を持つ女性シンガー・ソングライター、シニード・オコナー。その彼女といえば2003年8月に音楽業界からの引退を発表したことで話題を集めましたが、どうやら、その引退宣言を撤回して、再び音楽シーンに戻ってくることになった模様です。

　これはアイルランドの音楽誌《Hot Press》が行なった単独インタビューのなかで彼女自身が明かしたもの。同誌によれば、すでにSanctuary Recordsとアルバムおよびマネージメント契約を結んだそうで、まだ詳細は不明なものの、現在は3枚のアルバムを制作している模様です。ただしアルバムはかつてのような作風ではなく、もっとスピリチュアルな、ルーツ、ゴスペル、チャントなどを特色としたものとなる模様です。すでに彼女は昨年末に、Marie Bernadette O'Connorという名でグレゴリアン・チャント・アルバム『Biscantorat』を発表済ですが、今回もその延長上での復帰となりそう。かつてのような作風を披露することはもうないかも知れませんが、また歌声が聴けるのはファンにとっては朗報のはず。今後の動向にご注目を！