結成10周年を記念して“がんばれ柴田”をコンセプトに4つの大きなプロジェクトに挑戦している
忘れらんねえよのニュー・アルバム『
週刊青春』が12月25日に発売されました。あわせて、収録曲「なつみ」のミュージック・ビデオが公開されています。
2018年5月の梅津拓也脱退を経て、2年振りとなる新生忘れらんねえよ初のフル・アルバムは、結成満10周年イヤーを飾る入魂作。形態は全2種で、通常盤のほか、ユニバーサルミュージックストア限定の完全受注限定生産で、柴田隆浩責任編集ブック付CDのプレゼント盤も同時リリースされています。
また、アルバムリリースに続いて「がんばれ柴田プロジェクト:新曲MV炎の3連続公開!」の第3弾として、アルバム収録曲「なつみ」のMVが公開されています。これまでの2作(「だっせー恋ばっかしやがって」「あの娘に俺が分かってたまるか」)はバンドパフォーマンスを中心としたMVだったものの、今回はまさに1本の映画を見ているかのような作品となっています。
一度見ると忘れられない映像でアイドルからパンク・ロックまで様々ジャンルのMVを数多く手掛けている映像作家・
スミスが監督を務めたMVには、主人公役として今やテレビで見ない日はないとも言えるトップ俳優・
菅田将暉が出演しています。もともと忘れらんねえよが菅田に楽曲提供するといった、ミュージシャン同士として深い関係がある2人だが、この「なつみ」のMVを制作するにあたって柴田から菅田に“この曲の主人公を演じられるのは菅田さんしかいない”と直々に熱い想いをぶつけたことで菅田の出演が決まったとのことです。
撮影現場では、休憩中に2人で差し入れの苺を頬張りながら楽し気に話し込んでいる姿もあったものの、いざ菅田出演のシーンの撮影となるとその場の空気ががらりと変わり、菅田の圧巻の演技を間近で見た柴田が感動のあまり思わず涙を滲ませる場面も見られました。“とにかく美しい映像作品にしたい”という想いを追及して作り上げた本作は、見ているうちに息をするのを忘れてしまうほど目を奪われる作品に仕上がっており、忘れらんねえよ史上もっとも美しい渾身作となっています。
[コメント]僕は馬鹿だから、大切なひとに大切だと伝えることができませんでした。だから、歌にしました。
歌を作ったときに、映像が浮かびました。
静かに日々を暮らす、ひとりの男。彼は、ひどく心を傷つけている。それでも日々は、淡々と流れ過ぎていく。部屋には白い日差しが差している。生活は静かに、続いていく。
そんな映像を思い浮かべたとき、その中にいたのは、菅田さんでした。あの、瞳の奥になんとも言い難い、やさしさ、悲しさ、やるせなさ、それ以上の何か、を宿した菅田さんの姿が、そこにはありました。――忘れらんねえよ