“フランス映画界の至宝”と言われる
カトリーヌ・ドヌーヴの最新作映画「CLAIRE DARLING」が邦題「アンティークの祝祭」に決定し、4月下旬より東京・シネスイッチ銀座ほかにて全国順次ロードショー。公開に先駆け、場面写真が公開されています。
世界的大女優にしてフランス映画界の至宝と言われるカトリーヌ・ドヌーヴが、実娘で女優の
キアラ・マストロヤンニと母娘役で共演を果たし話題を呼んでいる本作。自身の終焉を察した主人公が、半生を共にしてきたアンティークを処分することで浮かび上がる“劇的な人生”と“本当に遺したい思い”を、女流監督らしい繊細でしなやかな視点で描き出されています。監督は『
やさしい嘘』『
パパの木』などの
ジュリー・ベルトゥチェリが務めます。
公開されている場面写真には、カトリーヌ・ドヌーヴの初の白髪姿や誘惑に対する欲望をあきらめた気品高い姿、娘との共演シーンなどが映し出されています。
ジュリー・ベルトゥチェリ監督はドヌーヴの白髪姿について、「私は彼女の見慣れたイメージを変えたかったの。彼女はとても若々しくて、生命力にあふれている人よ。だから、彼女を老けさせないとならなかったの。クレール・ダーリングはある種の世捨て人。誘惑に対する欲望をあきらめなければならなかった。彼女は気を強く持って、最後の日のために素敵な服を着る。でもドヌーヴのきれいなブロンドの髪はふさわしくないと思えたの。私は彼女に断られるのではと思ったけれど、彼女は重要性を理解し、静かに同意した。白髪になっても彼女はまだ気高くて輝いているけれど、彼女が自分の演じる人物の年齢を受け入れることが、私にとって重要だったの」と語っています。
©Les Films du Poisson - France 2 Cinema - Uccelli Production - Pictanovo