オスカー女優
ニコール・キッドマンが刑事役に初挑戦した映画「ストレイ・ドッグ」が、10月23日(金)より 東京・日比谷 TOHOシネマズシャンテほかにて全国順次ロードショー。公開に先駆け、ニコール・キッドマンのインタビュー映像が公開されています。
本作の主人公、刑事エリン役のニコール・キッドマンは、特殊メイクを施して顔かたちを変え、激しい暴力シーンや銃撃戦にも臆せず、かつてない汚れ役に挑戦。キャラクターに複雑な陰影を与えたその演技は、全米マスコミから大きな注目を集め、「こんなキッドマンは見たことがない」と絶賛を呼び、2019年〈ゴールデングローブ賞〉主演女優賞にノミネート。そのチャレンジ精神と演技力は高く評価されました。
メガフォンをとったのは日系女性監督
カリン・クサマ。脚本を読んで役を熱望したキッドマンと四つに組み、強烈かつ緊張感みなぎる演出でドラマを牽引。同じく米ロサンゼルスを舞台にした『
L.A.大捜査線 / 狼たちの街』『
ヒート』「ドライヴ」などの傑作に連なるLAノワールの世界を強烈なタッチで描き上げました。
ニコール・キッドマンは、脚本を読んで「最初は“私にできるの?”と悩んでしまったけれど、いつもと違う役だからこそ挑戦したいと思った。私のほうから連絡したの。“クサマ監督はこの役に私を想定してないと思うけれど、ぜひ使ってもらえないかしら”とね。私にとっては、新たな出発だといえるわ。これほど体を張った演技は初めての経験だし、外見も行動も普段の私の役とは大違いよ」と自身が熱望した役だと語ります。
また、「今回は初挑戦が多かったけど、クサマ監督だから安心できた。私は女性監督の力になりたいと思っていて、いつも積極的に女性監督との仕事を探してる」と話し、「女性が主役の犯罪映画なんて、私が子供の頃には存在しなかった。多分、私は心の奥底で犯罪スリラーに出ることを、ずっと願っていたんだと思うわ」と目を輝かせます。「初めてこの映画の話を聞いた時には驚いたわ。昔なら男性が演じる役が女性として書かれてたからよ」と、監督を称賛し、本作への大きな自信をのぞかせました。
© 2018 30WEST Destroyer, LLC.