米ニューヨークを拠点に活動するハーピストの
ブランディー・ヤンガー(Brandee Younger)が、8月13日にメジャー・デビュー・アルバム『
サムホウェア・ディファレント』を発表。アルバムのリリースにあわせて、
タンク・アンド・ザ・バンガスのタリオナ“タンク”ボールをフィーチャーした収録曲「プリテンド」のヴィジュアライザーが公開されました。「プリテンド」は、切ない恋心を歌った歌詞とハープの美しい音色がマッチしたメロウな楽曲です。
ヤンガーは
アリス・コルトレーンや
ドロシー・アシュビーなどのジャズ・ハーピストのレジェンドたちの志を継ぎつつも、ジャンルにとらわれない自由なアプローチで存在感を強めてきました。彼女の才能を認めるアーティストは数多く、これまで
ジョン・レジェンド、
ファラオ・サンダース、
コモン、
ローリン・ヒルなどのアーティストとステージをともにし、また
ビヨンセのドキュメンタリー映画である『Homecoming』にも彼女の楽曲「Hortense」がフィーチャーされているなど、活躍の場は広がりを見せています。
新作は、ジャンルの型にはまらないハイブリッドな作品に仕上がっており、ヤンガーは多彩な要素を詰め込んだ本作について「このアルバムこそが、私が持っているすべての世界をひとつにまとめる方法です。このアルバムは“私”で私がやりたいことをやっているんです」とコメントしています。
レコーディングは、ヴァン・ゲルダ―・スタジオで行なわれ、バンド・メンバーとしてアラン・メドナード(ds)、
ラシャーン・カーター(b)、
モーリス・ブラウン(tp)、チェルシー・バラッツ(ts)、
アン・ドラモンド(fl)、
マーカス・ギルモア(ds,プログラミング)ら、そして、特別ゲストとして、タリオナ“タンク”ボールと、ベース界のレジェンド、
ロン・カーターが「オリヴィア・ベンソン」「ビューティフル・イズ・ブラック」の2曲に参加しています。
©️Erin Patrice O'Brien