辻一郎のソロ・ユニット“
Dissecting Table”が、2曲入りシングル『Live A Life Of Quiet Desperation』を12月20日(月)に18枚限定リリース。
辻一郎は1966年生まれ。東京で86年から“Dissecting Table”という名義でノイズ・インダストリアル・ミュージックの制作を開始して、98年に故郷の広島に戻り音楽活動を展開。おもに自主レーベル「UPD organization」とヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきました。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していましたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行なうようになり、現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作しています。
開発したシンセサイザーシステムは、主に、コンピュータ、universal serial bus(USB)接続デバイス、ラインセレクタ、フィルタ及び、ミキサーで構成されています。特に、ラインセレクタは、入力信号と出力信号の接続を変更することができるため、本システムの音色に変化を与えることができます。pulse width modulation(PWM)信号とアナログフィルタの接続を変更できるラインセレクタについて簡単に説明したいと思います。初めに、コンピュータとUSB接続デバイスは、USBインタフェースで接続されています。USB接続デバイスは、5つのPWM信号と制御信号を出力します。PWM信号と制御信号は、コンピュータのシーケンサーにより制御されます。ラインセレクタは、主に、東芝社のアナログスイッチTC74HC4066APで構成されています。ラインセレクタの入力信号は、PWM信号であるPWM 1、PWM 2、PWM 3及び、PWM 4です。PWM信号であるPWM 5は、直接、アナログフィルタであるFilter 5に入力されます。PWM 1、PWM 2、PWM 3及び、PWM 4は、アナログスイッチを用いてアナログフィルタであるFilter 1、Filter 2、Filter 3及び、Filter 4に接続します。USB接続デバイスから出力される4つの制御信号をラインセレクタに入力して、アナログスイッチを制御しています。PWM信号とアナログフィルタの接続方法は、4つのTC74HC4066APを用いて4通り実現しました。これを表1に示します。各PWM信号の演奏方法は異なり、更に、各アナログフィルタの種類も異なります。そのため、PWM信号とアナログフィルタの接続方法が変更されるとアナログフィルタの音色は多彩に変化します。