ヴィブラフォン奏者 / 作曲家の
ジョエル・ロス (Joel Ross)が、名門ジャズ・レーベル「ブルーノート」から3枚目のアルバム『The Parable of the Poet』を4月15日(金)に発表します。若手アーティストからなる8人編成で録音されたこのアルバムから、先行トラック「Prayer」が公開中です。
レコーディングに参加したメンバーはロスのほか、ブルーノートのレーベルメイトであるイマニュエル・ウィルキンス(as)、マリア・グランド(ts)、
マーキス・ヒル (tp)、カリア・ヴァンデヴァー(tb)、ショーン・メイソンの(p)、
リック・ロサート (b)、クレイグ・ウェインリブ(ds)。そして、スペシャル・ゲストのマルチ・インストゥルメンタリスト、ガブリエル・ガロがフルートを吹いています。このバンドについて、ロスは「このバンドは楽器以上のものだ。ここにいるすべての人が、私にとって何かを意味している。みんな私の友人で、全員がこのビジョンにコミットしてくれたんだ」とコメントしています。
7つの楽章からなる組曲の各タイトルは、ロスの感情的な決断や経験を表したもの。レコーディング・スタジオでは楽曲の解釈に集中し、バンドの現在が奏でる音楽をそのまま尊重した制作ができたとか。ロスは本作について「私は彼らに、“この音楽はこういうもので、こういうふうにアプローチしてほしい。私たちの演奏はすべてメロディに触発されたものであってほしい”と伝えたんだ。それ以外はとくに決めていなかった。メロディと即興の間の境界線を曖昧にすることを楽しんだんだ」と語っています。
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Photo by Lauren Desberg