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馬場俊英、東名阪でホール・ツアー〈HERE IS MY ANSWER〉開催決定

馬場俊英   2022/03/18 16:01掲載
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馬場俊英、東名阪でホール・ツアー〈HERE IS MY ANSWER〉開催決定
 新型コロナによる2020年の25周年記念公演の延期、2021年の大阪野音公演中止を乗り越え、馬場俊英が、2022年5月から6月にかけて待望のホール・ツアー・ライヴを開催します。

 ツアー〈HERE IS MY ANSWER〉では、その名の通り馬場俊英の存在に答えを見出すように、オールタイムから選曲、今だからこそ届けたい馬場俊英の音楽世界をじっくりと堪能できる内容となっています。

 ギター、キーボード、ベースの演奏による「グルーブのあるアコースティック・サウンド」に乗せた、馬場俊英の声と歌詞世界をぜひ楽しんでください。3月19日(土)10時よりオフィシャルHP先行チケットが発売。

 また、ツアー敢行にあたり、ニュー・アルバム『Q&A』を5月11日(水)に先行配信。6月8日(水)に、CD盤として発売になることも決定しました。新譜のリリースにホール・ツアー、今年こそリアルなステージ上で躍動する馬場俊英を感じられます。


  僕らが馬場俊英の存在を知った頃から、彼は、挫折も知っている人たちの気持ちを鼓舞する応援歌を多く歌い続けていた。喜びや幸せがその人を輝かせる力になっているのを知ったうえで、悔しい想いを重ね泣き続ける夜を送る人たちや、壁を超えられずに新たな生き方を選ぶなど、曲がりくねったいろんな道を"あみだくじ"のように進み続ける人たちの心へ、彼は「歌のエール」を送り続けてきた。

  弱く、情けない生き方を前向きに肯定し、「そんな自分も認めたうえで、自分を信じて生きよう」と、歌を通して心の背中を押してきた。それは、今も変わらない馬場俊英のスタイルだ。馬場俊英自身が、そういう生き方を真っ直ぐに歌へぶつけてゆくからこそ、力強い感情の剛速球を、手に痛みを覚えながらも受け止め、「必死」に生きてゆくことを前向きに受け止められる。

  前作『ステップ・バイ・ステップ』を発売したのが、2018年9月。今から3年半前になる。あのときは気心知れた仲間のミュージシャンたちとコラボレートした曲たちを詰め込み、馬場俊英の音楽性の幅をぐっと広げていった。同作品を受けて行われたNHK大阪ホールのコンサートでは、アルバムでコラボレートしたアーティストたちとも共演。当時の模様は、LIVE DVD『BABA TOSHIHIDE STEP BY STEP CONCERT 2018』としても記録している。

  2019年には、弾き語り/バンド編成と二つの表情を届けに全国各地をライブサーキットし続けてきた。もちろん、2020年も馬場俊英はライブ活動を軸に据え、新作の制作も行いながら精力的に駆け続けるはずだった。

  みなさんもご存じのように、2020年、たくさんのアーティストたちが、自分の意志とは関係ない力(災い)によって活動の手を止められた。だが、表現者たちは、声を鳴らすことを、心を奮わせることを止めはしなかった。もちろん、馬場俊英もその一人だ。

  制限された環境の中、「そのときの最大限」の挑戦を馬場俊英は続けてきた。それが限定した人数や制限された環境の中でのライブ活動であり、ライブ配信という形も加えた今の時代に寄り添った新しい試みの数々だった。あの頃の"新たな試み"は、3月20日に発売する3枚組のDVD「ON STAGE 2020-2021」の中へ収められている。馬場俊英なりの時代に寄り添い抗った挑戦の姿をぜひ観てもらいたい。

  さらに馬場俊英は、さらなる挑戦として2021年3月より10ヶ月連続配信リリース企画として「マンスリーミュージックショー」を実施。毎月その時々に思う感情を1曲1曲へ詰め込み、何度ものレコーディングを繰り返し、2021年12月まで10作の新曲を世の中へ発信し続けた。

 コロナ禍は、いろんな人たちにこれから進むべき道を突きつけてきた。みずから挑戦を掲げて新たな人生を始める人たちもいれば、望まずして新たな人生を模索し、40代や50代、時には60代という年齢の中で、新しいスタートラインに立とうとしてきた人たちもいる。馬場俊英もまた「マンスリーミュージックショー」を通して、自らに様々な「問いかけ」を続けていた。そして、そんな時代の中だからこそ、馬場俊英はいろんな視点で「人生の応援歌」を歌い続けてきた。

 羽ばたき続けてきた翼を広げる機会を失うことの多い日々だからこそ、「マンスリーミュージックショー」中で発表し続けてきた歌が、リスナーたちの心を、何度も人生の主役として押し上げてくれた。積み重ねてきた人生に誇りを持ち、もう一度頑張ろうとエールを送る『そろそろ元気だせよ』。一度羽ばたきを止め、また新たに羽ばたけばいいと背中を押す『飛行機雲』。大切な人を守るためにも、不器用だろうと自信を胸に明日へ向かおうと歌う『APOLLO』。中には、世の中の喧騒をシニカルな視点で歌った『ひぐらしの歌』のような面も見せていた。男やもめでなんとか子供を育てあげてきたことを少し自慢げに、亡くした妻の面影を追いかけながら歌う『世界のみとなさんこんにちは』では、歌詞の中へ大好きなビートルズの曲名を並べる遊び心も見せていた。

 2020年に発売した、羽ばたけるときを信じ、這いつくばっても前へ進もうと歌う『ケムシのうた』も含め、新たに数曲の新作を加えたアルバム『Q&A』を作りあげた。今回のアルバム収録にあたり、収録した楽曲の多くに新規のアレンジや、馬場俊英の盟友ともよべる多くのゲスト・アーティストの参加による新たなオーバーダビングやMIXが施され、新マスタリングによって、収録された全ての楽曲が瑞々しく力強い新たなサウンドに生まれ変わっている。

  アルバム『Q&A』は、先に配信という形で5月11日にリリース。6月8日にはCD盤として発売になることも決定。約4年ぶりに、オリジナルアルバムをCD盤として手元に置けるのは、素直に嬉しい。

  さらに 2022年5月と6月、東名阪を舞台に待望のホールツアーが決定した。タイトルは、「HERE IS MY ANSWER」。ここには、馬場俊英いわく「ここに答えがある。ここが答えだ」という思いが込められているそうだ。内容についても、「新作アルバム『Q&A』からの楽曲も含めたオールタイムの選曲でベスト・オブ・馬場俊英をお届けする」と伝えてきた。その言葉を聴くだけで胸が躍る。

 歌いたくても歌えない。いや、歌うだけだったらスタジオで歌えばいい。でも、人の心に届けてこそ、初めて歌は命を宿し、いろんな人たちの心の中で芽吹くことを知っているからこそ、馬場俊英はしっかりと約束できる機会を求め、模索し続けてきた。その想いを募らせての待望の東名阪ツアーが「HERE IS MY ANSWER」になる。しかも、2020年1月に行ったFC限定ツアーを除けば、ホールコンサートは、2019年秋以来になる。彼はこのときを2年半も待ち続けた。その願いがようやく叶うのが「HERE IS MY ANSWER」ツアー。だから馬場俊英は、今の自分のあらん限りの想いを届けようと「ベスト・オブ・馬場俊英をお届けする」と伝えてきた。だからこそ、このツアーは見逃せないし、見逃したくない。


TEXT: 長澤智典

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