ジャズやクラシック、ベッドルーム・ポップ的なポップスやR＆Bの感覚を取り入れた独自のサウンドで世代を超えた歌声を持つシンガー・ソングライター“レイヴェイ（Laufey）”が、4月21日（木）にシングル「Everything I Know About Love」をリリース。あわせて、4月21日（木）13:00にミュージック・ビデオを公開しています。

　レイヴェイは、クラシック音楽の教養をもつ中国人の母親と、ジャズ好きのアイスランド人の父親をルーツに持つ、アイスランド出身の弱冠22歳のシンガー・ソングライター。

　バイオリニストである母親の影響で、ピアノ、チェロ、ギターなどさまざまな楽器を操るようになり、父親が収集していたエラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイのアルバムに強く惹かれたのをきっかけに、レイヴェイの音楽の旅はスタート。伝統的な音楽性と新世代ならではの感覚をうまく融合させた独自の世界を育みたいと願うようになり、大統領奨学金を得て、米ボストンのバークリー音楽大学へ進学。それまでルールに従い生きてきたレイヴェイでしたが、新たなジャンルや環境、若いミュージシャンやプロデューサーの刺激を受け、演奏だけではなく自身で作曲も行なうようになりました。「私はもともとクラシック音楽が大好きで、ラヴェルやショパンなどの作曲家に大きな影響を受けていますが、『グレート・アメリカン・ソングブック』やジョージ・ガーシュウィン、リチャード・ロジャースの音楽に出会ったとき、ジャズとクラシックの中間のような感じがして、私にぴったりだと思いました。自分から好きになれるものだったのです。ボストンで過ごす中で、自分が生きていることを実感しました。私の中で何かが音を立てて、音楽が流れ出てきたようでした」と語っています。

　2021年、EP『Typical of Me』でデビューすると、瞬く間に「Street by Street」がアイスランドのラジオ・チャートでトップに立ち、TikTokやInstagramで同じZ世代の何十万人ものフォロワーを獲得。ビリー・アイリッシュ、BTSのV、ウィロー・スミスらの耳にまで届き、一気に注目を集めています。

　「Everything I Know About Love」は、その年齢や可愛らしい見た目からは想像できない深みのある歌声で、恋に落ちたときのさまざまな感情を表現した1曲となっています。

［コメント］
この曲は愛が持つあらゆる不思議な出来事について教えてもらったことを書いた曲だけど、私は一度も経験したことがないの。何度も挑戦したけれど、毎回失敗する。結果私は愛について何も知らないのよね！バッハが作曲したイントロは、私がチェロを、そして母と私の双子の姉妹がヴァイオリンを演奏しました。
――Laufey