エルヴィス・コステロが10代のときに組んでいたバンド“ラスティ”が、1972年の初ライヴから50周年を記念して再結成。「もしそうさせてもらえてたなら、僕らが18歳の時に作ったであろうレコード」とコステロが語る、初のレコーディング作品『ザ・レザレクション・オブ・ラスト』が6月10日(金)に配信リリースされます。当時のデモ音源1曲をボーナス・トラックとして収録する全7曲入りの日本盤CDは7月20日(水)の発売。5月29日のリーズ公演から始まった、コステロの全英ツアーの会場では先行販売されています。
エルヴィス・コステロ(当時はD.P.マクマナス)は1972年の元旦にメイズのバンド、ラスティに加入。その後12ヵ月間で彼らは数多くのギグをこなしました。ほとんど空っぽのクラブからリヴァプールでもっとも美しいヴィクトリア朝のリサイタルホールまで。ウィドネス近くの未踏の地にさえ足を踏み入れた彼らでしたが、レコーディング・スタジオにはたどり着くことができず、50年を経て、新たにレコーディングしたデビュー作がリリースされることになりました。
『ザ・レザレクション・オブ・ラスト』のレコーディングには、当時パートナーだったアラン・メイズと、現在のコステロのバンド“
ジ・インポスターズ”が参加。コステロの近作を手がけるセバスチャン・クリスとコステロが共同でプロデュースしています。
収録されるのは、ラスティが1972年のステージで披露していたセットリストから選ばれた6曲。デュエットで歌われる、
ニック・ロウの1972年の曲「サレンダー・トゥ・ザ・リズム」と「ドント・ルーズ・ユア・グリップ・オン・ラヴ」、ケンタッキー出身ソングライター、
ジム・フォードによる「アイム・アヘッド・イフ・アイ・キャン・クイット・ホワイル・アイム・ビハインド」、オリジナル2曲「ウォーム・ハウス(アンド・アン・アワー・オブ・ジョイ)」(マクマナス作)と「モーリーン&サム」(メイズとマクマナスの共作)。
ニール・ヤングの「エヴリボディ・ノウズ」と「ダンス・ダンス・ダンス」は1曲にアレンジされ、後者ではコステロがエレクトリック・ヴァイオリンを初披露しています。