ジャズ・ギタリストの
ジュリアン・レイジ(Julian Lage)が、2021年の『
スクイント』に続くブルーノートからの2ndアルバム『ヴュー・ウィズ・ア・ルーム』を9月16日(金)に発表します。アルバムからの1stシングル「Auditorium」の配信がスタート。ミュージック・ビデオも公開されています。
アルバムにはレイジのオリジナル10曲を収録。前作と同じホルヘ・ローダー(b)、
デイヴ・キング(ds)とのトリオに加え、7曲にはこれまでデュオやさまざまプロジェクトで共演してきたギタリストの
ビル・フリゼールが参加しています。
新作について、ジュリアンは「このアルバムは何年も前から作りたかった。有機的なインプロヴィゼーションと小編成の機敏さを兼ね備えた豪華なオーケストレーションは可能か、という音楽的な問いかけから生まれたものなんだ。その答えは、僕にとって重要なエレクトリック・ギターにあった。エレクトリック・ギターのサウンドは美しくもあり、鋭くもあり、控えめで温かくもあり、そして硬質でもある。このアルバムのオーケストレーションを考えるにあたって、その部分を深堀りしたいと思ったんだ」とコメント。フリゼールについては「彼自身がオーケストラのサウンドのようなものだよ。このレコードについて話し合ったとき、ビルは即座に“うん、よくわかったよ。きみがポップにしたい部分も、それがジャズ・ギターの系譜を表していることも知っている”と言ってくれたんだ。ビルはギターのサウンドのニュアンスにとても繊細だから、そのことについて一緒に話すのは楽しいことだった」と語っています。
Photo by Shervin Lainez