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パーヴォ・ヤルヴィ指揮トーンハレ管弦楽団、チャイコフスキー交響曲全集の第1弾は交響曲第5番

パーヴォ・ヤルヴィ   2020/09/28 12:28掲載
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パーヴォ・ヤルヴィ指揮トーンハレ管弦楽団、チャイコフスキー交響曲全集の第1弾は交響曲第5番
 2019年以来音楽監督を務めるパーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi)とチューリヒ・トーンハレ管弦楽団(Zurich Tonhalle Orchestra)が、スイスのオーケストラとしては初のチャイコフスキー交響曲全集の録音に着手。その第1弾として交響曲第5番と幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」を収録するCD『チャイコフスキー:交響曲第5番』(CD NYCX-10175 2,700円 + 税)を11月13日(金)に発表します。

 交響曲第5番は、華やかな内容といい人気といい、申し分ない選曲と言えますが、実は1895年にトーンハレ管弦楽団が拠点とするチューリヒで初めて演奏されたチャイコフスキーの交響曲でもあり、翌年に「悲愴」が、そして1901年に「フランチェスカ・ダ・リミニ」が演奏されて以来、その管弦楽作品はトーンハレ管弦楽団の重要なレパートリーであったという、歴史的な経緯もあります。その第5番では、パーヴォ特有の軽やかさとトーンハレの力強い音の鳴りのブレンドが心地よいメリハリと推進力を生み、細部にまで歌心が感じられながらも、押しの強さだけで聴かせるチャイコフスキーとは一線を画す演奏に仕上がっています。フィナーレ冒頭での一つ一つの音を深く歌いながらノーブルさを失わないバランス感覚、テンポが明確にキープされつつも圧倒的な盛り上がりを聴かせる主部も格別です。

 カップリングの「フランチェスカ・ダ・リミニ」は、チャイコフスキーの交響曲を除く純管弦楽作品では比較的長く、どちらかというと難解とされるものですが、ヤルヴィは嵐のような曲想を見通しよく整理しながらも猛然と鳴らし、ロマンあふれる旋律をオーケストラに積極性を持って歌わせ、全体をテンポよく聴かせることで作品の魅力を最大限に引き出しています。

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