ジョン・ケージの「偶然性の音楽」にインスパイアされたアルバム『Partners』を昨年8月にリリースし、9月には来日公演を行なったピーター・ブロデリック（Peter Broderick）が、ポートランドのアーティスト、デヴィッド・オールレッドとコラボレーション・プロジェクト“オールレッド＆ブロデリック（ALLRED & BRODERICK）”を結成。デビュー・アルバム『ファインド・ザ・ウェイズ』（AMIP-0105 2,300円 + 税）を4月7日（金）にリリースします。

　ブロデリックのヴァイオリン、オールレッドのアップライト・ベース、そして2人の声だけで作られたエクスペリメンタル・チェンバー・フォーク・ミュージックを聴かせるこのアルバムは、オレゴンにあるブロデリックのスタジオ「The Sparkle」にて、オーバーダビングやエディットをせずにレコーディング。2人が各4曲を書いているほか、2曲で共作。不安とノイズまみれの今日の世界において、“もっとも生々しくて、もっとも正直な何か”を作り上げることを目的にしたといいます。

　アートワークは気鋭のアーティスト、ピーター・リヴァーシッジが担当。リリース元「Erased Tapes」のオーナー、ロバート・ラスがディレクションした先行シングル「The Ways」のミュージック・ビデオでは、ピーター・リヴァーシッジが製作した歌詞のサイン・ペインティングをフィーチャーし、ブロデリックとオールレッド本人のほか、ニルス・フラーム、ア・ウィングド・ヴィクトリー・フォー・ザ・サルン、オーラヴル・アルナルズ、エフタークラング、ヘザー・ウッズ・ブロデリックなど縁深いアーティストが多数参加しています。