今春、突然の再結成ライヴ開催を宣言した
REBECCA。その“プレビュー”と位置づけられたお披露目公演を7月28日(火)に東京・豊洲PITで行ないました。
土橋安騎夫(key)の弾く印象的なフレーズで始まる「LONELY BUTTERFLY」のイントロが鳴り響き、ステージ下手から
NOKKO(vo)が大きく手を挙げて登場するや場内の興奮は最高潮へ達し、そのまま「Cotton Time」へとなだれ込む。「こんばんは、REBECCAです! こんなにいると思わなかった! もうびっくり! 生きててよかった!」(NOKKO)と、久しぶりのファンとの再会に思わずMC。
続いての「真夏の雨」は、英詞中心だったオリジナル・ヴァージョンにNOKKOが日本語詞を加え、自身のソロ・ライヴでも披露していたもの(この詞のヴァージョンでの演奏はREBECCAでは初)。本人は真夏の曲と認識していたそうですが、NOKKOの母親は終戦日の曲だと思っていたといういきさつもあり、「今年は終戦70年ってこともあるので」と丁寧に歌い上げる。
4曲目「MONOTONE BOY」は作詞家・
松本 隆が監督した映画『微熱少年』(1987年)の主題歌。90年のラストを飾った武道館、95年の再結成・横浜アリーナでも演奏された、ファンにとってはお馴染みのナンバーに、場内は再び熱く盛り上がる。
「久しぶりの恋人に会ったみたいで、なんか恥ずかしかったんだけど……」(NOKKO)というMCに続いて始まったのは、本編ラストを飾る大ヒット曲「Raspberry Dream」。アンコールはこちらもお馴染みの「フレンズ」が飾り、演奏が終わると、全員がステージ前に並び客席へ深々とお辞儀。全6曲・約45分、ブランクを感じさせない圧倒的なパフォーマンスで観客を魅了しました。
この後は、8月2日に〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL2015〉出演、8月12日、13日と横浜アリーナ公演(完売)、11月29日にさいたまスーパーアリーナで追加公演(チケットは8月2日より発売)を控えるREBECCA。なお、8月の横浜アリーナ公演の模様は8月30日(日)21:00よりWOWOWで放送されることも決定しています。
また7月29日(水)より、オリジナル・アルバム7作品のハイレゾ配信がスタート。発売当時のオリジナル・アナログ・マスター(アルバム『BLOND SAURUS』のみ44.1kHz / 16bitのCD用マスターを使用)から世界的ミックス・エンジニア / プロデューサーでもあるGO HOTODAがリマスタリングを担当しています。詳しくはソニーミュージックのスペシャル・サイト(
www.110107.com/rebecca_30th)をご覧ください。
(Photo By Hajime Kamiiisaka)