9月に来日公演を行なった
イエスのギタリスト、
スティーヴ・ハウ(Steve Howe)と彼の次男で
リトル・バーリーのドラマーだった
ヴァージル・ハウ(Virgil Howe)のデュオ・アルバム、『
ネクサス』と『
ルーナ・ミスト』の日本盤が12月21日(水)に発売されます。
ハウはイエスでの活動のほかに、20枚以上のソロ・アルバムを発表し、長男の
ディラン・ハウらと
スティーヴ・ハウ・トリオを組むなど、精力的に活動してきました。2017年にスティーヴはヴァージルとのデュオ・アルバム『
ネクサス』を完成させたものの、リリース直前にヴァージルは急逝。その後、ヴァージルが残した未発表音源をもとに制作したのが『ルーナ・ミスト』です。どちらの作品もロック、ポップス、ジャズ、フュージョン、プログレなど、多彩な音楽からの影響を感じさせるインストゥルメンタル・アルバムとなっています。
『ルーナ・ミスト』の制作についてスティーヴは、「まずはすべての楽曲のコード・チャートを書くことからはじまった。その後、ギターやベースで装飾を施して完成させたんだ。息子が書いたものは大半そのままの状態をキープしてあるけど、ときには新たなアイデアやインプロヴィゼーションを加えて作品を充実させている」「ヴァージルはこのアルバムの曲で、演奏するのが楽しくなるような異なる音楽性を見せている。彼の素晴らしいドラミングと、作曲における幅広い創意工夫がより多く見られるんだ」と語っています。