50年代からソングライターとして活躍し、多くのヒット曲を手がけてきた
キャロル・キングが、
ダニー・コーチマー(g)、将来の夫でもあるチャールズ・ラーキー(b)とともに60年代後半に結成した“シティ”(THE CITY)。このバンド唯一のアルバム『夢語り』(1968年)が、4月8日に日本盤としてははじめてアナログで発売されました。
今回の発売は、アナログ・ファンが聴きたい名盤をリリースするTOWER VINYLの企画「TOWER VINYL presents レコードで聴きたい名盤」の第1弾として実現したもの。キャロル・キングが1971年に発表した名盤『つづれおり』のアナログ盤も同時発売されました。
ニューヨークを拠点に、夫の
ジェリー・ゴフィンとソングライター・チームを組み、多くのポップ・ソングを提供していたキャロルは、60年代に入ってアーティストがみずから曲を書きはじめ、ロックが主流の時代になると、その流れに抗しきれず、また離婚も経験してロサンゼルスに移住しました。当時のロサンゼルスは、
ジョニ・ミッチェルや
ジェイムス・テイラーらが集い、互いに刺激し合う新たな音楽ムーヴメントの黎明期にありました。キャロルも地元のミュージシャンと演奏しはじめ、そんななかで生まれたのがこの『夢語り』です。アルバムのセールスが芳しくなかったこともあり、バンドは短命に終わりますが、そんな環境のなかで制作したソロ名義の『つづれおり』は大ヒットを記録。キャロルは70年代のシンガー・ソングライターの時代を牽引する存在となります。