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TREASURE、4都市のFAN CONCERTを完走 日本での単独ライヴ・イベント総動員100万人を突破

TREASURE(K-POP)   2025/05/20 12:33掲載
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TREASURE、4都市のFAN CONCERTを完走 日本での単独ライヴ・イベント総動員100万人を突破
 4月23日の兵庫・GLION ARENA KOBE公演を皮切りにスタートしたTREASUREのFAN CONCERT〈2025 TREASURE FAN CONCERT [SPECIAL MOMENT] IN JAPAN〉の最終公演が、5月17日、18日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催。

 初日を迎えた17日には、雨の中、スタンド上部までぎっしりと埋まるほどのTREASURE MAKERが駆けつけました。

[ライヴ・レポート]
 暖かなライトに照らされる舞台上にメンバーが登場し、4月28日配信の新曲「YELLOW -JP Ver.-」で公演の火蓋を切って落とすと、地響きのような観客の歓声が鼓膜を揺らす。その勢いは、スタンドの座席がアトラクションのように激しく上下するほどだ。「歌え!」「Make some noise!」の煽り声に歓声は一層大きくなった。メンバーの笑顔が特に光る「SARURU」では、TREASURE MAKERのコーラスも重なり、会場は自然と一体に。嵐の「Happiness」のカバーではASAHIの掛け声「みなさんご一緒に!」がレスポンスを誘う。JUNKYUとDOYOUNGが互いに腕を伸ばして指を絡めたり、PARK JEONG WOOとSO JUNG HWANがおでこをくっつけ合ったりと仲の良さも健在だ。日本出身メンバーも多く、日常的に日本語が飛び交っているからこそ、J-POPがこれほどしっくりと馴染むのだろう。公演は始まったばかりだが、曲が終わる頃には早くも「楽しい!」という声が聞こえてきたほど、空間はすでに熱狂に満ちていた。

 今回の見どころの1つはカバーステージとシャッフルユニットステージ。間髪入れずCHOI HYUN SUKとHARUTOがアリーナから登場し、メインステージ上のYOSHIも加わってラップライン3人で大先輩GD&TOPの「Don’t Go Home」「HIGH HIGH」を踏襲する。YOSHIのGDパート〈LIKE 忍者〉や、HARUTOのGD&TOPパート〈BABY ちょっと STOP NOW 時間がない NOW〉、CHOI HYUN SUKの〈AIIIIIIIITE〉など、キリングポイントが炸裂。HARUTOが「埼玉行くぞ!」ともう1段階ギアを上げ、最後は全員でステージ上に倒れ込んだ。

 また、青紫色に照らされたステージに流れるBIGBANGの「BAD BOY」ではYOSHI、JUNKYU、YOON JAE HYUK、ASAHI、HARUTO、PARK JEONG WOOがメロディアスな歌声を響かせ、会場中のペンライトも優しく縦に揺れる。ASAHIとHARUTOのユニット曲「THANK YOU」ではDOYOUNGとSO JUNG HWANが転がり込むようにステージに登場してロックにカバー。背中合わせになるようなラストの構図も画になった。

 グループ内ユニットT5によるユニット曲「MOVE」は、オリジナル以外の5人――CHOI HYUN SUK、YOSHI、ASAHI、HARUTO、PARK JEONG WOOの“R5”によるカバー。サビでロックアレンジが加わり、PARK JEONG WOOの安定感あるサビ、ブリッジのYOSHIの繊細な歌声、ダンスブレイクのCHOI HYUN SUK、2番のプリフックで身包み剥がされそうになるASAHI、ラストサビ前のHARUTOの腹筋のチラ見せ……と、カバー曲の醍醐味が満載だ。

 本編も後半戦。青のジャケットや革のパンツなどメンバーそれぞれがハードな衣装にチェンジして登場した一発目は「KING KONG」。直後、あたたかなポップナンバー「LAST NIGHT」でも、観客の大きな掛け声が一体となって楽曲を作り上げる。

 終わりに近づき、思いの丈を語るメンバー。CHOI HYUN SUKは、「こんなに大きい会場で一緒に時間を過ごせて幸せです」、JIHOONは「大きい会場で一緒に遊ぶことがすごく幸せだから、機会があれば今年また帰ってきて皆さんと遊びたいなと思います!」と期待と感謝を込める。ASAHIは「またすぐ戻って来られるように準備の方も頑張っていきますので、皆さん少しだけ待っていてください。もっといい姿で戻ってきます」と笑顔で約束した。

 すると、ここで5月15日に25歳の誕生日を迎えたYOSHIへの誕生日サプライズが。YOSHIは会場を見渡しながら、「20歳でデビューして、この5年間、皆さんの支えがあったからここまでできたし、TREASURE MAKERの皆さんのお陰で公演できること自体が、20歳の時に考えもできなかった光景なんです。本当にありがとうと伝えたいです」と喜びを言葉にした。

 アンコールの「Here I Stand」「病」で、トロッコでアリーナを回ったTREASUREは、FAN CONCERTならではの近距離で観客との交流を楽しんだ。さらに、この日2度目の「SARURU」では撮影許可が降り、観客は特別な時間を思い出に残しながら歌声に浸る。

 暗転し、これで全て終わりかと思った時、「皆さんが楽しんでいただいたお陰で、あと2曲くらいやって帰りたいなと思うんですけどいいですか?」「最後まで遊ぶ準備できてますか?ぶち上がっていきましょう!」――突如問いかけるHARUTOの影アナで、再びTREASUREがステージに戻ってきた。本当のラストを飾るのは、「HELLO」「BEAUTIFUL」の2曲。「HELLO」ではイントロが流れた瞬間から喜びの歓声が上がった「BEAUTIFUL」のブリッジでは、PARK JEONG WOOがSO JUNG HWANの手を握りながら歌って抱擁し合う友情にも胸が熱くなる。18日のファイナル公演では、「BEAUTIFUL」を合唱するTREASURE MAKERの歌声を聴いて、CHOI HYUN SUKが感極まり号泣。メンバーもCHOI HYUN SUKの周りに集まり、割れんばかりの大合唱に耳を傾けTREASUREとTREASURE MAKERの絆がさらに深まった瞬間だった。

 正真正銘ライブ型アーティストであるTREASUREのライブは、何度来ても「本当に楽しかった」と感じる。実際、本ツアーでは開催の発表をするや否や全公演、即完売を記録し、追加公演も発表。埼玉2日間3公演だけで7万2000人、初日から合わせると4都市10公演で計15万人を動員した。さらに、今回の埼玉公演をもって、2022年〜23年開催のJAPAN 1st TOUR『TREASURE JAPAN ARENA TOUR 2022-23 〜HELLO〜』以降の日本単独公演の動員数の合計が100万人を突破した。

 それほど濃密で、あっという間で、かけがえのない時間が生まれるのは、グループの“いつも通り”の空気感そのままに、自然体の彼らでステージに立っているからだろう。TREASUREは7月5日に埼玉・ベルーナドームにて開催される韓国・MBCの音楽番組「Show! Music Core(ショー!音楽中心)」のライブイベント「2025 Show! 音楽中心 in JAPAN」、8月16日に大阪・万博記念公園にて開催される『SUMMER SONIC 2025』への出演を予定している。ぜひこの感動を、愛に溢れた空間を、そして名の通り宝石箱のような彼らの魅力を、ライヴ・パフォーマンスで直接味わってほしい。


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