劇作家・
前川知大が主宰する劇団「イキウメ」による人気舞台を、
黒沢 清監督が映画化した「散歩する侵略者」が9月9日(土)より全国でロードショー。
長澤まさみ、
松田龍平、
長谷川博己らが顔を揃える本作に、
恒松祐里の出演が決定。
本作は、数日間行方不明になった後、“侵略者”に乗っ取られて帰ってきた夫とそれに困惑する妻、町で発生した一家惨殺事件を追うジャーナリストの3人を軸に物語が進んでいきます。
3月には映画「サクラダリセット」の公開も控える恒松が演じるのは、どこにでもいるあどけない外見でありながら、実は“侵略者”という女子高生の“立花あきら”。追跡してくる者たちをなぎ倒すというキャラクターを演じるにあたり、本格的なアクションに挑戦した恒松は「一番苦労したのはアクションシーンですが、どう見せたらかっこいいか、というだけではなく、黒沢監督から『“人間ってこういう感じなんだ、へえー”みたいな感じのアクションで』と言われ、そういうあきらの『度を超えた』無邪気な好奇心を表現しながらアクションをするというのがとても難しかったです」とコメントしています。また、恒松の演技に対し黒沢監督は「そこにいるだけでパッと華がある。大女優の素質があるんでしょう。将来が楽しみです」と称賛の声を寄せています。
立花あきらは、外見は女子高生で中身や考え方は「侵略者」という設定なので、電車の中などで人間観察をしながら、「人間ってこういうものなのかな」って面白がる感覚があきらっぽいのではないか、と思って役作りをしました。一番苦労したのはアクションシーンですが、どう見せたらかっこいいか、というだけではなく、黒沢監督から「"人間ってこういう感じなんだ、へえー"みたいな感じのアクションで」と言われ、そういうあきらの「度を超えた」無邪気な好奇心を表現しながらアクションをするというのがとても難しかったです。――恒松祐里(立花あきら役)まだ若いのに、もう芸歴十年以上になるんでしょうか。まったく躊躇せず、この難役をスラスラと演じていました。しかも、そこにいるだけでパッと華がある。大女優の素質があるんでしょう。将来が楽しみです。――黒沢 清(監督)
■「散歩する侵略者」
2017年9月9日(土)より全国ロードショー
[あらすじ]
数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海。同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」という真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは――
監督: 黒沢 清
原作: 前川知大 「散歩する侵略者」
脚本: 田中幸子 / 黒沢 清
出演: 長澤まさみ / 松田龍平 / 高杉真宙 / 恒松祐里 / 長谷川博己
配給: 松竹 / 日活
©2017『散歩する侵略者』製作委員会