8月25日に、
xiangyuが2019年に続き2度目となる〈香魚荘〉を東京・渋谷 O-nestからオンラインにて開催しました。
〈香魚荘〉は、今年はコロナ禍ということで、会場だけでの開催ということは現実的に難しく、クラウドファンディングの活動報告のページを通じて開催に向けての状況を事前ミーティングという形で伝えていました。
「xiangyu主催〈香魚荘#02〉開催!新たなイベントのカタチを探ります!」とクラウドファンディングでも掲げていたスローガン通り、バラエティ豊な内容となりました。ライヴでは、イギリス在住の
Bo Ningenのフロントマン、Taigen Kawabeによるソロ・プロジェクト“Ill Japonia”がイギリスの自宅からカメラマンの雨宮透貴と共にオンラインにてライヴを行うなど、オンラインでしか成立しない物理的な距離を超えた対バン形式のライヴを行ない、会場では生電話を通じコミュニケーションをするなど、海外と日本をリアルに繋ぐ演出がなされました。
また、2019年に引き続き出演したコント枠でテニスコートは、アニメーションによるコントの動画と生でのライヴを行なうなど配信を軸に考えたコントを展開。トークイベントでは、オリガミ・イーティーエス合同会社(JAXAベンチャー・アンバサダー)の安部眞史、小林高士、宇宙の図鑑編集を行なう小林由佳をゲストに迎え宇宙衛星から見たコロナ前とコロナ後の環境の変化や宇宙における謎について様々な角度からテレビ番組風に展開しました。
最後は、xiangyuのライフワークでもある寿町の実態をワイプ映像を取り入れた演出で解説したり、ゲストに寿日雇労働者組合の近藤 昇を迎え、コロナ禍での寿町の今や日雇い労働の実態をリアルに話しました。
全体を通じてテレビ番組を見るような2時間半の構成で、会場にも20名弱の観覧者を入れるなど、今後の新たなオンラインイベントのカタチを模索しました。また、このオンラインイベントは今週末までアーカイブ配信も行っているとのことです。
写真:横山マサト