ついに11年目へと突入した〈オーガスタキャンプ〉。〈AUGUSTA CAMP 2009 〜Extra〉と銘打ち、8月29日(日)鳥取県湯梨浜町・ハワイ夢広場にて開幕!
開場とともに、期待に胸を膨らませたお客さんが続々と入場。地元の人々はもちろん、全国各地から訪れたファン総勢6,000人がこの日、鳥取県湯梨浜町・ハワイ夢広場に集まりました。
トップ・バッターで登場したのは、鳥取県境港市の出身で、
コーネリアスのドラマーとして世界で活躍している
あらきゆうこのソロ・ユニット、
mi-gu。初の鳥取での開催となった今回、オープニングを任されたmi-guは、今年5月にリリースした
『pulling from above』からの楽曲を含め、力強いドラミングと幻想的な曲を映像効果も交えて5曲演奏。会場を圧倒しました。
続いて登場したのは、
KREVAや
マボロシとのコラボで注目を浴び、デビューを10月に控える、
さかいゆう。歌詞を「ハワイ夢広場」と替えたバラード「MUSIC」のピアノ弾き語りからライヴはスタート。デビュー曲となる「ストーリー」、土岐麻子に提供し、ユニクロCMソングにも起用された「How Beautiful」のセルフ・カヴァーなど、“涙をいざなうシルキーヴォイス”評判にふさわしいその声とピアノを堂々と鳥取の空に響かせました。
秦 基博は「夏はこれからだ!」でスタート。今年の夏は、毎週末全国各地の夏フェスに登場、前日も山中湖で行なわれた〈SWEET LOVE SHOWER 2009〉に出演し、即移動しての連日のパフォーマンスとなりましたが、歌い続けてきたからこその堂々としたステージはさすが。「鱗(うろこ)」「シンクロ」「キミ、メグル、ボク」といったシングル曲を次々と披露し、観客を魅了。この夏リリースした「Halation」では、レコーディングで参加したmi-guのギタリスト、名越由貴夫をステージに呼び込んで演奏。オーガスタキャンプならではのステージに! 「この湯梨浜町という素敵な場所に、音楽を通して皆と出会えたことを感謝します。こうやって音楽でどんどんつながって行けたらいいな、と思って作った曲を最後に聴いてください」というMCに続き、バラード「サークルズ」へ。
すっかりと夕暮れた空のもと、
山崎まさよしが登場。1曲目「ペンギン」から一気に加速! 「バビロンの住人」の間奏では老人に変装する遊び心を見せつつも、3曲目では先のツアー中に知り合った盲目のギタリスト、田川ヒロアキを呼び込み、ツイン・ギターでアルバム
『IN MY HOUSE』から「追憶」「ロンサムライダー」(ライヴでは初披露!)の2曲を演奏。
ここでアコースティック・ギターに持ち変えると、「心拍数」「十六夜」「水のない水槽」とミディアム・スローのどっしりとしたバラード曲で会場の雰囲気を一変させる。先ほどステージを終えたばかりの秦 基博を呼び込み、2人で5月にこの世を去った
忌野清志郎を偲び、
RCサクセションの「スローバラード」を披露。ヴォーカリスト2人の競演により歌い上げられた名曲に会場はグッと引き込まれる。
秦をステージから送り出した後は、デビュー曲「月明かりに照らされて」と大ヒット曲「One more time, One more chance」を迫力の演奏で歌い、観客の期待に十分すぎるほどのステージで応えました。
山崎まさよしのステージ終了後、たったひとりで登場した
元ちとせは、三線の弾き語りで出身地である奄美の島唄「黒だんど節(くるだんどぶし)」。凛とした彼女のたたずまいとその独特の歌声に、会場の空気がまた一変!
元ちとせが島唄を歌い終えると、笑顔で出演者を呼び込み、〈オーガスタキャンプ〉ならではのセッションがスタート!まずは2002年に大ヒットした元ちとせのデビュー曲「ワダツミの木」を、元ちとせ(vo)、秦 基博(acoustic guitar)、山崎まさよし(electric guitar)、あらきゆうこ(perc)、さかいゆう(key)という編成で披露。
その後ドラマーとベーシストを加えた7人で、山崎まさよしの最新シングル「春も嵐も」と、ライヴでは定番のナンバー「晴男」を全員で演奏。「春も嵐も」の途中では、再び忌野清志郎をトリビュートしてRCサクセションの「雨上がりの夜空に」を歌い、会場の興奮は最高潮に。最後は山崎まさよしの「晴男」で、恒例の山崎まさよしによる「おきゃくさ〜ん!!」の呼びかけがあり、会場が一体となった6,000人の大合唱で〈オーガスタキャンプ〉鳥取ハワイ公演は幕を閉じました!
大きく形式を変えて行なわれた11年目の〈オーガスタキャンプ〉。最初の鳥取公演でこれだけスペシャルな演出が続出するとなると、続く三重、品川、埼玉にますます期待が膨らむところ。お楽しみに!