日本では6月12日より絶賛公開中の伝記映画『Michael/マイケル』が世界各国でヒットしているなか、6月25日には
マイケル・ジャクソンが2009年に亡くなってから18年目を迎えます。その命日となる6月25日は、「みんなでムーンウォークの日」という記念日となっています。
2013年より“みんなで月を歩こう”をコンセプトに開催されているムーンウォーク世界大会の実行委員会が、見る者を楽しませ、歩く者を元気にさせるムーンウォークを世の中に広めることに加え、ムーンウォーク世界大会の継続と発展を目指して、記念日に制定。“ムーンウォークの生みの親”とも言われているマイケル・ジャクソンの命日を記念日にすることで、マイケル・ジャクソンの偉大な功績を称えるとともに、ムーンウォークを楽しみながらマイケル・ジャクソンを追悼しようという想いも込められているそうです。
“ムーンウォーク”は、それぞれの足を交互に後ろへ滑らせながら、前へ歩いているように見せるストリートダンスのテクニック / ムーヴで、ストリートダンスやブレイクダンスのジャンル「ポッピング」などでよく使われています。その技を繰り出せば歓声が沸く人気テクニックのひとつですが、ただ、本来は“バックスライド”という名前のテクニックで、当時ムーンウォークというのは、文字通り“宇宙飛行士が月面を歩くかのごとく、スローモーションで歩くこと”を指していました。
その“バックスライド”は1930、40年代頃よりパフォーマンスされていたと言われ、70年代には音楽番組『ソウル・トレイン』などでも披露されました。ただ、ダンサーのキャスパーことゲロン・カニダテからバックスライドを教わったマイケル・ジャクソンは、前後に動くのみだったバックスライドにその場で回転するような動きをつけ足して、重力に反して動くようなムーヴを作り上げました。このバックスライドの発展ヴァージョンをマイケル・ジャクソンが“ムーンウォーク”と命名。1983年のモータウン25周年コンサートにおいて、「ビリー・ジーン」の間奏に“ムーンウォーク”を披露したのを機に、さまざまな楽曲やミュージック・ビデオ、ツアーのステージでパフォーマンスを重ね、世界的に“ムーンウォーク”が知られるようになりました。
足元に目を注がせるため、黒系のローファーに白のソックスというスタイルを駆使して繰り広げられるムーンウォークは、ゼロ・グラヴィティ(アンチグラヴィティ)などとともに、マイケル・ジャクソンを象徴するパフォーマンスとなりました。アーティストやダンサーはもちろん、数多のファンがこぞって真似をするパフォーマンスとして世界中で魅了され、“踊り”継がれています。
(写真は、2026年5月リリースのマイケル・ジャクソンの伝記映画のサントラ『
『Michael/マイケル』オリジナル・サウンドトラック』)