7月17日は「東京の日」。1868年7月17日に“江戸”が“東京”へ改称されたことに由来する記念日です。日本の中心都市として多くの人が行き交う東京は、憧れや希望、新たな出会い、恋愛、別れ、そして何気ない日常など、さまざまな物語の舞台となり、数多くのアーティストが楽曲の中でそれぞれの“東京”を描いてきました。
今回は「東京の日」にちなみ、タイトルや歌詞、世界観を通して東京を印象的に描いた楽曲をピックアップ。それぞれの楽曲に映し出された多彩な“東京”の景色に注目します。
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Vaundy「東京フラッシュ」 2019年11月にリリースされた楽曲で、ミュージック・ビデオは公開から約2ヵ月で100万回再生を突破し、
Vaundyの存在が広く知られるきっかけとなった一曲です。シティ・ポップを思わせる洗練されたサウンドと、英単語を織り交ぜたスタイリッシュな歌詞が印象的で、魅惑的な女性に翻弄される恋模様を描いています。タイトルの「フラッシュ」は“瞬間”を意味し、目まぐるしく変化する東京の街を思わせる都会的な空気感も感じられるナンバーです。
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サザンオールスターズ「東京VICTORY」 2014年9月にリリースされた
サザンオールスターズの
55枚目シングル。キャッチコピーは「サザンオールスターズの、心高鳴る “アンセム” 誕生-」。東京オリンピック開催決定という大きな出来事を背景に制作され、華やかな東京の姿だけでなく、挫折や苦悩を乗り越えて前へ進む場所として描かれています。躍動感あふれるリズミカルなサウンドと、サビの〈みんな頑張って〉というシンプルなメッセージが印象的で、スポーツに限らず、人生におけるさまざまな挑戦に寄り添う応援歌として多くの人に愛されている一曲です。
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JUJU「東京」 『新参者』シリーズの劇場版完結編である映画『
祈りの幕が下りる時』の主題歌に起用され、
蔦谷好位置がプロデュースを手掛けた、2018年1月にリリースされた
36枚目シングル。大切な人を失った悲しみや喪失感を描いた感涙のバラードで、
JUJUの切なくも温かな歌声が胸に響きます。MVでは、夢を追って上京した娘と故郷で暮らす父との物語が描かれ、「泣ける」と大きな話題を呼びました。多くの人が暮らし、さまざまな出会いと別れが繰り返される東京だからこそ生まれる物語が、繊細な歌詞とともに表現された一曲です。
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SUPER BEAVER「東京」 映画『
東京リベンジャーズ』の主題歌でおなじみの
SUPER BEAVERが歌う「東京」は、〈愛されていて欲しい人がいる なんて贅沢な人生だ〉という印象的なフレーズから始まる一曲。大切な人への思いや、東京という街で懸命に生きる人々の姿を、SUPER BEAVERらしいまっすぐな言葉で描いています。MVでは、東京の街を一望できるビルの屋上で演奏するメンバー4人の姿とともに、それぞれの人生にあるさまざまな愛の形を描いたサブストーリーが展開され、楽曲の世界観をより深く感じられる作品となっています。本楽曲は、2022年2月にリリースした8thフル・アルバム『
東京』に収録。
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ケツメイシ「東京」 2005年6月にリリースされたアルバム『
ケツノポリス4』収録の本楽曲は、夢を追って上京する人の心情を描いた一曲。地元を離れ、大切な人との別れを選びながらも、それでも東京で生き続ける理由や覚悟が綴られています。〈帰ってくるな〉=「夢を叶えるまで戻ってくるな」「東京で頑張れ」という風な地元の仲間からの激励の思いが込められた印象的なフレーズは、東京で挑戦する人の背中を押すメッセージとして心に響きます。一方で、東京という街の冷たさや流れの速さ、理想どおりにはいかない現実も描かれており、上京した人ならではの葛藤や成長がリアルに表現されています。
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Mr.Children「東京」 Mr.Childrenにも「東京」という楽曲が存在します。本楽曲は、
桜井和寿(vo,g)が、否定的に語られることもある東京を肯定したいという思いを込めて制作した一曲です。キラキラとした軽やかなサウンドに乗せて、東京で描いた夢や理想、大切な場所、そしてかけがえのない人たちへの思いが繊細に描かれています。東京という街で出会った存在が前へ進む力となり、頑張る理由になっていることを温かく歌い上げた、前向きなMr.Childrenらしいメッセージ性が光る楽曲です。
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back number「東京の夕焼け」 2015年12月リリースの5thアルバム『
シャンデリア』に収録されている本楽曲は、群馬県から上京したメンバー自身の実感が反映された一曲。東京という街のリアルな姿や、都会で生き抜くための葛藤、日々の営みが歌詞の中で描かれています。ビルに囲まれた窮屈な街並みの中にも、美しく染まる夕焼けが広がる情景が印象的で、慌ただしい日常の中にある小さな希望を感じさせます。タイトルにもある「東京の夕焼け」は、夢を追いながら東京で生きる人々を優しく照らす存在として描かれており、上京した人の心に寄り添うナンバーです。
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島倉千代子「東京だョおっ母さん」 近年ではNetflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』で話題となった
島倉千代子の1957年のヒット曲。上京してきた母親を二重橋や九段坂、浅草など東京の名所へ案内する情景が描かれており、親子の温かな絆が伝わってきます。同曲のタイトルは、1956年に発売された
美空ひばりのシングル「
波止場だよ、お父つぁん」を聞いた島倉の同じような歌を歌いたいとの願望からつけられたとのこと。哀愁を帯びた旋律と語りかけるような歌唱も魅力で、島倉の代表曲の一つとして知られています。
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美空ひばり「東京キッド」 当時13歳だった
美空ひばりが主演を務め、1950年に公開された同名映画『
東京キッド』の主題歌。「キッド」とは“子供”“若者”という意味であり、本楽曲のタイトルは「東京の街の子」という意味を持ちます。戦後間もない時代でありながら、歌詞にはチューインガムやフランス香水、チョコレートといった舶来の品々が登場し、新しい時代への憧れや希望が感じられます。“天才少女歌手”と称された美空ひばりの初期を代表する名曲として知られ、戦後の混乱期を生きる人々に夢と希望を届けた東京ソングです。
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EBiDAN「Yes! 東京」(写真) スターダストプロモーション所属のアーティスト集団・
EBiDANが、結成15周年を記念して8月11日(火・祝)にリリースするシングル「
Yes! 東京」。
超特急、
M!LK、
SUPER★DRAGON、
Sakurashimeji、
ONE N’ ONLY、
原因は自分にある。、
BUDDiiS、
ICEx、
Lienelの全60名が参加し、多様性や夢を肯定する前向きなメッセージを届ける、EBiDANの新たな代表曲となっています。MVでは、「恵比寿学園男子部」を舞台に、メンバーたちが幻のエビフライパン(通称・エビパン)を巡って繰り広げる“エビパン大争奪戦”をユーモラスに描写。東京をタイトルに冠した、フレッシュな魅力あふれる新世代の東京ソングです。
「東京」と一言でいっても、その姿は楽曲によってさまざまです。夢や希望に胸を膨らませる街として、誰かとの出会いや別れを刻む街として、ときには厳しい現実と向き合う街として、多くのアーティストがそれぞれの視点で東京を歌ってきました。
7月17日の「東京の日」をきっかけに、あらためて東京をテーマにした名曲に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。お気に入りの一曲とともに、自分だけの“東京”の景色を思い浮かべてみてください。