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8月の終わりに聴きたい、“夏の終わり”を感じる名曲たち

2026/08/28掲載
今の季節にぴったりな、“夏の終わり”に聴きたい楽曲を教えてください。
8月の終わりに聴きたい、“夏の終わり”を感じる名曲たち
 8月も終わりに近づき、夏の終わりを少しずつ感じる季節になりました。まだまだ暑い日が続いているものの、夕暮れの時間が早くなったり、ふとした瞬間に涼しい風を感じたりすると、「今年の夏も終わってしまうんだな」と寂しさを覚える人も多いのではないでしょうか。

 今回は、そんな夏の終わりに聴きたくなる楽曲をピックアップ。ひと夏の思い出や淡い恋、夕暮れの風景など――どこか切なさを感じさせる名曲を中心に紹介します。

井上陽水「少年時代」
 夏の終わりを感じさせる名曲として、まず紹介したいのが井上陽水の「少年時代」。藤子不二雄A原作の同名映画の主題歌として1990年に発表され、これまでに数多くのアーティストにカヴァーされてきた、世代を超えて愛される一曲です。歌い出しでは夏を過ぎた秋のはじめを描きながら、2番では盛夏へと時間が巻き戻り、最後には再び夏を過ぎた頃へと戻っていく構成も印象的。どこか懐かしく幻想的なメロディとともに、過ぎ去った夏の記憶をたどるような感覚を味わわせてくれます。ちなみに、歌詞に登場する「風あざみ」は井上陽水による造語。ピアノは、井上陽水とは旧知の仲である来生たかおが演奏しています。



緑黄色社会「サマータイムシンデレラ」
 2023年にリリースされた緑黄色社会の「サマータイムシンデレラ」は、フジテレビ系月9ドラマ『真夏のシンデレラ』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、作詞は長屋晴子と小林壱誓、作曲は穴見真吾が手がけています。イントロからAメロにかけて広がる爽やかなサウンドは、まるで青空の下、夏の風に吹かれながらどこかへ連れ去られていくような感覚を与えてくれます。軽やかで疾走感のあるメロディに乗せて描かれるのは、夏のきらめきの中で芽生える恋。まさに“真夏”という限られた時間の中でしか味わえない高揚感が詰まった一曲です。



椎名林檎「長く短い祭」
 椎名林檎の「長く短い祭」は、東京事変のギタリストとしても知られる浮雲とのデュエット曲。オートチューンを施した2人の歌声が、管楽器や鍵盤と絡み合う、ブラジル音楽の要素を取り入れたダンス・チューンです。「コカ・コーラ」2015年サマーキャンペーンのCMソングにも選ばれ、桑田佳祐が自身のラジオ番組の企画「桑田佳祐が選ぶ2015年邦楽シングルBEST20」で絶賛するなど、大きな注目を集めました。“女の盛り”になぞらえて作り上げられた楽曲で、夏の熱気や開放感を思わせる一方、タイトルが示すように、その時間は長いようでいてあっという間。真夏の眩しさと儚さが同居した、夏の終わりにも聴きたくなる一曲です。



サザンオールスターズ「真夏の果実」
 1990年にリリースされた、サザンオールスターズの26枚目シングル「真夏の果実」。桑田佳祐が監督を務めた映画『稲村ジェーン』の主題歌としても知られる名曲です。どこか物悲しさを帯びたメロディと、ひと夏の恋の切なさを描いた歌詞が印象的で、真夏の眩しさの裏側にある孤独や別れを感じさせます。タイトルには“真夏”とあるものの、聴こえてくるのはむしろ夏の終わりのような哀愁。楽しかった季節が過ぎ去っていく寂しさと、忘れられない恋の記憶が重なり合うような一曲です。夏の終わりに海辺を眺めながら聴きたくなる、サザンオールスターズを代表するバラードです。



家入レオ「君がくれた夏」
 2015年にリリースされた家入レオの「君がくれた夏」は、フジテレビ系月9ドラマ『恋仲』の主題歌として書き下ろされた楽曲。夏の終わりを思わせる切ないメロディと、過ぎ去ったひと夏の恋を振り返るような歌詞が印象的で、聴くほどに胸を締めつけられるような余韻を残します。ドラマの物語とも重なるように、かつて大切だった人との思い出や、もう戻れない時間への想いが描かれた一曲。タイトルの「君がくれた夏」という言葉にも、恋が終わったあとだからこそ気づく、かけがえのない季節への感謝と寂しさが込められているよう。夏が終わりを迎えるこの時期に聴けば、今年の夏にあった出来事を振り返りたくなる、そんな一曲です。



ZONE「secret base ~君がくれたもの~」
 夏の終わりを語るうえで外せないのが、ZONEの「secret base ~君がくれたもの~」。2001年にリリースされた3枚目のシングルで、夏休みの終わりや大切な人との別れを描いた歌詞から、今なお“夏の定番曲”として多くの人に親しまれています。冒頭からどこか切なさを感じさせるサウンドとともに始まる、ひと夏の思い出を振り返るような歌詞が印象的。楽しかった日々が終わり、離れ離れになってしまう寂しさを歌いながらも、その思い出はいつまでも心に残り続けるという温かな余韻も感じられます。8月の終わり、夏休みが終わってしまうときの切なさをそのまま音楽にしたような、まさに王道の夏ソングです。



iri「rhythm」
 今年デビュー10周年を迎えるシンガー・ソングライター、iriの「rhythm」。2016年10月にリリースされたメジャー・デビュー・アルバム『Groove it』のリード・トラックで、作詞・作曲をiri自身が、編曲をYaffleが担当しています。グルーヴィーで都会的なサウンドが心地よく、夏の終わりの夜に街を歩きながら聴きたくなるような一曲です。描かれているのは、別れや心の乱れなど、予想外の出来事に揺れながらも、自分自身のリズムを忘れずに歩いていこうとする姿。夏の思い出に浸りながらも、少しずつ日常へ戻っていくこの時期に聴くと、過ぎ去った季節を振り返りつつ、前を向くための心地よい余韻を残してくれます。



清水翔太「ナツノオワリ」
 清水翔太の「ナツノオワリ」は、タイトルの通り、まさに夏の終わりを感じさせる一曲で、これまでの夏を振り返りながら、誰かを想う気持ちをしっとりと歌い上げています。穏やかで落ち着いたサウンドと清水翔太の歌声が重なり、夏の終わりの夕暮れや夜の静けさを思わせるような、大人っぽい雰囲気が魅力。楽しかった夏の日々が過ぎ去っていく寂しさを感じながらも、大切な人への想いを胸に静かに季節を締めくくることができる一曲です。夏の終わりに、誰かを思いながらゆっくりと聴きたくなるナンバーです。



フジファブリック「若者のすべて」
 2007年にリリースされたフジファブリックの「若者のすべて」は、夏の終わりの情景を描いた代表曲として、今なお多くの人に愛されています。〈夕方5時のチャイム〉や〈最後の花火〉など、夏の終わりを思わせる風景が歌詞の中に散りばめられており、聴いていると過ぎ去った夏の日々が目の前に浮かぶよう。華やかな夏の思い出だけではなく、時間の流れや別れ、青春の一瞬を切り取ったような切なさが胸に残ります。楽しかった夏が終わり、日常へ戻っていく――。そんな寂しさと青春の余韻、そして二度と戻れない時間への郷愁を感じさせる、8月の終わりにこそ聴きたい一曲です。



森山直太朗「夏の終わり」
 2003年にリリースされた、森山直太朗の3枚目シングル「夏の終わり」は、タイトルの通り、過ぎゆく夏を象徴する一曲。どこか哀愁を帯びたメロディと伸びやかな歌声が印象的で、夏の終わりの夕暮れや、少しずつ秋へ向かっていく季節の移ろいを感じさせます。楽しかった夏の日々を振り返りながら、過ぎてしまった時間や大切な人への想いを静かに噛みしめるような歌詞も魅力。8月の最後に聴けば、この夏の思い出を振り返りながら、来る秋へと気持ちを切り替えるきっかけをくれるでしょう。



 まだまだ暑い日が続いていますが、8月も残りわずか。振り返ってみると、あっという間に過ぎてしまった夏に、少し名残惜しさを感じる人も多いのではないでしょうか。今回紹介した楽曲を聴きながら、この夏の出来事や思い出を振り返ってみるのもいいかもしれません。夏の終わりは少し寂しいものですが、音楽とともに過ぎゆく季節を楽しみながら、次の季節を迎えてみてはいかがでしょうか。
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