映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』シリーズでは、未来的なテーマ曲から、50年代のヒット曲までが幅広く使用されています。まさに“タイムスリップ”というテーマがぴったりの選曲ですね。すべてをここでお答えすることは出来ないのですが、マーティー（マイケル・Ｊ.フォックス）がステージで演奏した曲は「Johnny B.Goode」になります。原曲はチャック・ベリーが58年に発表したナンバーで、当時全米シングル・チャートで8位を記録。あの有名なギター・フレーズや、マーティーが映画で真似をした演奏法（ダックウォーク）で非常に有名な曲です。映画では、その演奏を聴いたマービン・ベリー（マーヴィン・ゲイ）が、チャック・ベリーに電話で、「チャック、いとこのマービン・ベリーだよ。新しいサウンドが欲しいんだろ？　これを聞きなよ!」と言って聴かせたところ、チャック・ベリーが「これだ!」と閃く、音楽マニアならニヤリとしてしまうシーンがあります。この映画の音楽をいろいろ知るには、やはりサウンドトラックがお薦めです。シリーズ1〜3と、トリロジー（サントラ未収録曲を含む、大ヒット3部作のベスト・スコア盤）の4枚があります。「Johnny B.Goode」はパート1のサントラに収録されています。ちなみに原曲ではないのでご注意を。音楽もファッションもストーリーも、最高にセンスの良い映画ですよね!!